増える国境犯罪
スイス国境での犯罪が、増加している。麻薬の密輸が増加し、不法入国者はより暴力的になった。
スイス国境での犯罪が、増加している。麻薬の密輸が増加し、不法入国者はより暴力的になった。
20日に発表された統計によると、今年に入ってから6月までにスイス国境警備隊は、毎日平均80人を警察に引き渡している。また、ほとんどのケースで、容疑者が暴力を行使しようとしたため、警備隊員は武器の使用を余儀無くされたと報告している。中でも、最悪なのはジュネーブだ。
統計によると、不法入国者の数自体は少し増加しただけだが、手口が巧妙になっている。多くの者が偽造パスポートや身分証明書を持っており、国境警備隊に入国を阻止された場合は、暴力に訴えても強行突破しようとする。また麻薬密輸入は、同期間前年比20%以上増加した。
一方、不法入国しようとして失敗した(国境で阻止された)難民や経済難民の数は、同時期前年比半分以下に減少し、7、851人から3、149人だった。
スイスには、1、900人の国境警備隊員がおり、国境延べ1、881kmの106箇所の横断ポイントと32移動チェックポイントに配置されている。
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