故郷へ戻る
外国からやっと戻ってきたというのに、故郷スイスではあまり歓迎されない。そんな光景が50年前のスイスでは珍しくなかった。メディア企業リンギエー(Ringier)所蔵の写真が当時の様子を伝える。
第二次世界大戦中、無一文の在外スイス人のための宿営地が開設された。国内の雇用状況が厳しかったため、再びスイスに戻ってきた人に仕事を与えるためだ。衛生面を考慮して、スイスにやって来る人を隔離する場所も設けられていた。スイスに新しく来た人は、ここに最長3週間収容された。
1916年に設立された在外スイス人協会(ASO/OSE)には、現在では70万人以上いる在外スイス人の声を代表する団体となっている。
これらの写真は現在、アールガウ州文書館で保管されている。
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