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軍のライフル

現場のバス停留所でバスを待っていた16歳の女性は、胸を打たれて死亡 Keystone

再び軍の銃で事件発生。被害者の16歳の女性は、ボーイフレンドと11月23日夜10時過ぎチューリヒ市内にあるバス停でバスを待っていたところ撃たれ、救急車が来る前に死亡した。

犯人とされる男は、当日兵学校を卒業したばかりの兵士。9月から兵役後には弾丸を家に持ち帰らないようになったにもかかわらず、なぜ容疑者が弾丸を持っていたのかは、今のところ不明である。

武器の家庭保管問題

 再び軍隊のライフルでの事故が発生した。治安の良いとされるスイスだが、2001年から今回の事件を含め、すでに11件の惨事が起こっている。

 国民皆兵のスイスでは、いざという時にはいつでも出兵できるよう、家庭にライフルが保管されている。軍隊で支給されたライフルによる事件が多発する中、9月には軍のライフルを家庭に持ち帰らないことを求めるイニシアチブが発足、これまでに3万人の署名を集めた。ミシュリン・カルミ・レ大統領は
「女性が大きな犠牲を払った。家庭に軍のライフルを保管するべきかという疑問がある。弾薬は持ち帰らないというだけでは中途半端」
 と語った。今回の事件を通し、再び軍のライフルの家庭保管についての議論が、再び活発になると見られる。

swissinfo、外電 

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