このコンテンツが公開されたのは、
今年度のQS世界大学ランキング外部リンクで、スイスの大学システムが国別で世界3位に入った。連邦工科大学チューリヒ校外部リンク(ETHZ)が全体の順位を押し上げた。
1位は米国、2位は英国だった。オーストラリアとカナダは順位を落としそれぞれ4位と5位。
ETHZは欧州大陸(世界7位)の最優秀大学に選ばれ、これがスイスのスコアに貢献。48の評価基準のうち22項目でトップ10入りした。
ETHZはバイオサイエンス部門で再び世界一に選ばれた。ローザンヌ・ホテルスクール外部リンク(EHL)もホスピタリティ・レジャー経営部門でトップに付けた。
ホスピタリティ・レジャー部門の10位以内にスイス国内の4校がランクインし、国別では最多をマークした。
連邦工科大学ローザンヌ校外部リンク(EPFL)がコンピューターサイエンス、チューリヒ大学外部リンク(UZH)が歯科学部門でそれぞれ順位を上げたのも総合順位のスコア上昇につながった。
QS世界大学ランキングは英国の調査機関クアクアレリ・シモンズが2004年から毎年発表している。英高等教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション外部リンク、上海の調査機関が出す世界大学学術ランキング外部リンクと並び、大学の質を測るものでは最も信頼されている指標の一つ。
続きを読む
おすすめの記事
スイスでの就職、EU域外出身学生に高いハードル
このコンテンツが公開されたのは、
世界でキャリアを築きたい人にとって、スイスの大学の卒業証書は強力な切り札となる。もちろんスイスの企業にとっても、スイスの大学を卒業した外国人スペシャリストはぜひ確保したい人材だ。しかし、卒業生の出身国が欧州連合(EU)や欧州自由貿易連合(EFTA)域外だった場合、複雑な規定や移民法がスムーズな雇用への妨げとなっている。そんな状況が、法律の改正で変わろうとしている。
もっと読む スイスでの就職、EU域外出身学生に高いハードル
おすすめの記事
グローバル化が企業にもたらす三つの課題
このコンテンツが公開されたのは、
世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)がスイス・ダボスで22日から4日間開催される。今年は「グローバリゼーション4.0」をテーマとし、ネットワーク化された世界における問題点を取り上げる。グローバル化が目覚ましいスイス企業にとって、国際舞台での立場は今後どのように変わっていくのだろうか?
もっと読む グローバル化が企業にもたらす三つの課題
おすすめの記事
スイス連邦工科大学、1.5兆円の経済効果
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦工科大学(ETH)は2016年、関係機関全体で10万人分の雇用を生み、130億フラン(約1.5兆円)の経済効果を生んだとする調査結果を、英国の経済コンサルティング会社ビガー・エコノミクスが出した。年間予算の4倍の利益を生んでいる計算だ。
もっと読む スイス連邦工科大学、1.5兆円の経済効果
おすすめの記事
スイスの大学、世界ランキングでの真の実力は?
このコンテンツが公開されたのは、
世間も大学自身も注目する世界の大学ランキング。スイスインフォは最も歴史があり影響力を持つ世界大学ランキング3種を融合して「最高」の大学500校を算出。スイスは小国ながら8校がランクインし、さらに学費に関してはより高い競争力がある。
もっと読む スイスの大学、世界ランキングでの真の実力は?
おすすめの記事
スイスの大学、世界ランキング上位10校に入らず
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)は英タイムズ誌の世界大学ランキング2019年版で昨年より一つ順位を落として11位となり、上位10校から外れた。依然として欧州大陸ではトップの順位だが、順位低下は2年連続で、15年(13位)以来4年ぶりにトップ10からこぼれ落ちた。
もっと読む スイスの大学、世界ランキング上位10校に入らず
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。