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ワールドカップ2009 U-17W杯優勝のスイス代表チーム、今は?

スイス代表

U-17ワールドカップ2009に初出場、初優勝したスイス代表チーム。写真はナイジェリアとの決勝戦前に撮影されたもの

(Keystone)

2009年、サッカーのU-17ワールドカップ(W杯)でスイスが初出場・初優勝を果たしてから今日でちょうど10年。国内ファンとメディアは当時、このチームがいつかW杯の大舞台でも優勝トロフィーを手にしてくれるだろうと大きな夢を描いた。当時、17歳以下だった選手たちは現在どこでプレーしているのだろうか。

予想外の勝利だった。 2009年11月15日、ブラジル、ドイツ、イタリア、コロンビアなどを下し勝ち上がったU-17スイス代表は、決勝で開催国ナイジェリアと対戦。1-0で優勝を手にした。スイス代表のW杯優勝はこの時だけだ。

U-17スイス代表がW杯出場資格を得たのはこの大会だけだったことを考えれば、貴重さも増すというものだ。

W杯 ワールドカップが見たい!スイスの中高年男性ら、トラクターでロシアへ2千キロの旅

サッカーのワールドカップ(W杯)スイス代表を応援したいー。対セルビア戦を翌日に控えた21日、会場のスタジアム駐車場に1台のトラクターが到着した。運転していたのはスイス人のベアト・シュトゥーダーさんら。スイスからロシアまではるか2千キロを旅してきたという。

このコンテンツは2018/06/22 10:55に配信されました

スイス社会では選手の国籍にも注目が集まった。キャプテンのフレデリク・ヴェセリらほとんどの選手が外国国籍や移民のバックグラウンドを持っていた。実際、ヴェセリは現在アルバニア代表で、補欠だったシード・ハイロビッチは、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表に転向した。

21人の選手のうち、スイス代表の常連は決勝ゴールを決めたハリス・セフェロヴィッチ、リカルド・ロドリゲス、グラニット・シャカの3人だけ。現在、欧州王者リヴァプールでプレーするジェルダン・シャキリは2009年当時18歳で、U-17代表入りはしていなかった。

ワールドカップ シャカとシャキリのワシのジェスチャー スイス各紙が酷評

ロシアで開催中のサッカー・ワールドカップで、スイス代表は22日のセルビア戦で2対1の逆転勝利を決めた。華麗なる逆転劇に沸く一方で、ゴールを決めた2選手が政治的なパフォーマンスをしたとされる問題も浮上し、スイス主要紙は称賛と批判の狭間に揺らいだ。

このコンテンツは2018/06/25 12:02に配信されました

国際試合での優勝を望むファンの夢は未だ潰えたまま。スイス代表は1954年以降、ワールドカップで最高16位にとどまる。 FIFAランキングは1998年の83位から2013年には8位まで上昇した。現在は13位だ。

グラフ
(Kai Reusser / swissinfo.ch)

以下がスターティングイレブンの現状だ。

フレデリク・ヴェセリFrédéric Veseli、キャプテン):渡欧し、2008年にマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドと契約。しかし、国外のビッグクラブのオファーに誘惑された多くのスイス選手と同様、出場機会の獲得に苦戦。実際、どちらのクラブでも一度も出場しなかった。現在はイタリア・セリエBのエンポリFCに所属。スイス代表としては2012年のU-21が最後。コソボからも声がかかったが、2015年以降はアルバニア代表。

リカルド・ロドリゲスRicardo Rodriguez):FCチューリヒ他のサイトへ、ドイツのヴォルフスブルクでプレー。2017年以降はACミラン。同クラブとは1700万ユーロ(約20億円)で契約したと報じられている。スイス代表チームとしては69回プレー。

ブルーノ・マルティニョーニBruno Martignoni):国内の複数クラブでプレー。現在はスイス2部チャレンジリーグのFCキアッソ他のサイトへに所属。代表チームとしての出場はない。

パイティム・カサミPajtim Kasami):イタリア、イングランド、ギリシャのクラブを経て、国内1部スーパーリーグ・FCシオン他のサイトへに凱旋。代表としては15回プレーしたが、数年前が最後だ。

ナシム・ベン・カリファNassim Ben Khalifa):U-17W杯では、2番手の最優秀選手に与えられる「シルバーボール」を獲得。 FIFA他のサイトへは「猛烈なペース、絶妙なテクニック、ボックス内の落ち着いたプレー」をたたえた。その後は数年間、独ヴォルフスブルクでプレーし、スイス、トルコと渡り歩いた。2019年7月には古巣のスイス1部スーパーリーグのグラスホッパー他のサイトへと1年契約を結んだ。代表チームで4回プレーしたが、2012年が最後だ。

ハリス・セフェロヴィッチHaris Seferovic):グラスホッパーを皮切りにイタリア、スペイン、ドイツでプレー。2017年、ポルトガル王者のSLベンフィカに所属。代表チームで61回プレーした。

ベンジャミン・シグリストBenjamin Siegrist):W杯で最優秀ゴールキーパーに与えられる「ゴールデングローブ」を獲得、FIFAに「チーム成功の柱の1つ」と言わしめた選手。英国の複数クラブ、リヒテンシュタインのファドゥーツを経て昨年、スコットランド2部ダンディー・ユナイテッドと契約。スイス代表出場歴はない。

ヤニック・カムベルJanick Kamber):コロンビアとの準決勝でU-17チームのキャプテンを務める。国内リーグを拠点とし、現在は1部ヌーシャテル・ザマックス他のサイトへに所属。代表チームの出場歴はなし。

オリバー・バフOliver Buff):FCチューリヒで8年プレーした後、スペインのレアル・サラゴサに短期間所属。先月、グラスホッパーに所属した。代表出場はない。

シャリル・シャピュイスCharyl Chappuis):グラスホッパーでキャリアを開始した後、2013年に母親の故郷タイに移った。現在はタイ・プレミアリーグのムアントン・ユナイテッドFCに所属。2014年以降はタイでプレーしており、ソーシャルメディア上で多くのフォロワーを持つ。

グラニット・シャカGranit Xhaka):FCバーゼル他のサイトへとドイツのボルシア・メンヘングラッドバッハでプレーした後、2016年にロンドンの名門アーセナルと約3000万ポンドで契約。アルバニア人の両親を持ち、彼の兄弟はアルバニア代表。2018年W杯のセルビア戦では双頭のワシのポーズをし、大きな論争に発展した。現在スイス代表キャプテンを務める。ただ最近、ファンとのトラブルを受け、アーセナルのキャプテンシーを剥奪された。一部メディアによると、ACミランへの移籍を検討している。

2009年の代表選手で残る10人のうち、4人はすでに引退。6人が国内クラブで生計を立てている。

チューリヒのクラブと契約 「スイスでプロサッカー選手に」海外で夢に挑む日本人

日本から遠く離れたスイスでプロサッカー選手を目指す若者がいる。東京都出身の飯野多希留(いいの・たける)さん(24)だ。このほどスイス5部リーグのクラブ、バッサースドルフ(チューリヒ)に加入。言葉のハンデをものともせず、ただ一人の日本人選手として日々技術を磨いている。


(英語からの翻訳・宇田薫), swissinfo.ch/Keystone-SDA

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