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仏政府、スイスの狂牛病検査メソッドを導入

フランス政府は、牛48、000頭の狂牛病検査にスイスが開発した検査メソッドを採用することを決定した。(写真:狂牛病検査用の牛の血液サンプル)

このコンテンツは 2000/06/10 15:27

フランス政府は、牛48、000頭の狂牛病検査にスイスが開発した検査メソッドを採用することを決定した。(写真:狂牛病検査用の牛の血液サンプル)

フランス農業省は、検査は狂牛病の発病が最も多かったブルターニュ、ノルマンディー、ロアールを中心に、全国で行うと発表した。検査方法は、チューリッヒのプリオニクス社が開発したメソッドが採用された。フランスの公営企業のメソッドを含む他の2候補をおさえての決定は、仏政府が政治よりも科学を純粋に優先させたことが証明される。

ジャン・グラバニー仏農相は、スイスではプリオニクス・メソッドの導入後、狂牛病の発見率は2倍以上となった。スイス式検査によって、フランスにも同様な効果が得られることを期待すると語った。

フランスでは今年、18件の狂牛病発見が報告されている。4月欧州委員会は、EU加盟国に対し、狂牛病被害の程度の調査のためのモニター・プログラムの導入を要請した。48、000頭もの牛を検査するのは、欧州委員会の要請をはるかに上回っている。

プリオニクス社は、EUは検査のガイドラインを変えるべきだと言っている。EUとちがい、スイスでは病気の牛だけでなく任意抽出した死んだ牛にも検査を行う。また、スイスでは獣医が中心となって狂牛病対策にあたっているが、EUでは農民に任されている。

プリオニクス・メソッドとは、屠殺された牛の脳の繊維を取り出し、溶かして、狂牛病の病原とされるたんぱく粒子プリオンが分析されるかを検査する方法だ。検査結果は、数時間で出る。

現在、仏政府は、英国産牛肉の輸入解禁拒否をめぐって欧州委員会で戦っている。欧州では、英国産の牛肉が、狂牛病の心配が100%なくなったとは、なかなか信じられていない。仏政府は、スイス検査が英国式検査メソッドよりも信頼性が高いことを証明したがっているとも思われる。

http://www.prionics.ch

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