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再び隔離措置 鳥インフルエンザ

2月20日から、再びニワトリなど家禽は強制隔離の措置となる

(Keystone)

人に感染すると死にいたる可能性が高いH5N1型鳥インフルエンザが次々と欧州諸国で発生したことを受け、スイス政府は本日2月15日、ニワトリなどの家禽類の強制隔離を決定した。

隔離は2月20日からで、現在、期限は定められていない。対象となるのは国内のすべての家禽類。

 2005年夏、ロシアに発生したH5N1型鳥インフルエンザは10月中旬にはトルコ、ギリシャなど欧州に拡大。スイスも欧州共同体(EU)の措置に追従し、去年10月25日から渡り鳥の季節が終わる12月15日までニワトリなどの家禽類のすべてを強制隔離する措置を行ったばかり。政府は、直接鳥インフルエンザにかかった鳥に接触しない限り、人体には感染しないと国民に冷静になるよう呼びかけている。

長期にわたる危険性

 今回の措置は、アフリカのナイジェリアでH5N1型鳥インフルエンザが発生した直後に欧州にも急激に広まり、スイスでも緊急を要すると判断されたため。渡り鳥の季節は3月初旬から始まる。スイスはアフリカからスペイン、フランスを通って欧州へ来る渡り鳥のルートに位置する。

 今回の強制隔離措置について連邦政府は「野生の鳥からニワトリなどの家禽に伝染しないようにするため」としスイス国境から100キロメートルしか離れていないところで鳥インフルエンザの発生があったことに危機感を示した。今後も長期にわたって鳥インフルエンザの発生と流行の危険性があるため、常に予防措置を取れる体制を作るという。また、政府は、これまで通り鳥インフルエンザが発生したアジア諸国、アフリカ諸国などからの鶏肉の輸入の禁止も続けることを確認した。

欧州各地で発生

 2月に入って、インドネシアや中国でH5N1型鳥インフルエンザに感染した人が死亡したことが報告され、アゼルバイジャンでも感染した野生の鳥が多く発見された。アフリカのナイジェリアでの発生が確認され、EUは資金援助を申し出た矢先、スイスの隣国で次々とH5N1型鳥インフルエンザの発生が確認された。

 オーストリアでは14日、スロベニア国境近くのシュタイエルマルク(Steiermark)で怪我をしている白鳥から問題のウィルスが発見されたことが明らかになった。詳しい分析結果は来週明らかになる。イタリア南部でも白鳥からH5N1型鳥インフルエンザが発見され、発見場所の周辺3キロメートル以内にあるカラブリア、シチリアなどでは、先週土曜日からすでに8万羽のニワトリと7000個のたまごが大流行の予防として処分されたとイタリアの保健省が発表した。

 ドイツでは、当初3月1日にスタートするはずだった強制隔離の期限を2月17日に繰り上げて執行することが決まった。そのほか、スウェーデン、ノルウェーでも隔離措置が取られている。

swissinfo、外電 佐藤夕美(さとうゆうみ)

補足情報

- もっとも危険とされるH5N1型鳥インフルエンザは1997年、香港ではじめて発生した。
- 02年、アジア諸国を中心に鳥インフルエンザが蔓延した。
- 05年夏、ロシア、カザフスタンで発生。トルコ、ルーマニア、ギリシャへ拡大。
- 同年10〜12月、スイスもEUに追従し家禽の強制隔離を行う。
- 06年2月、アフリカのナイジェリアでH5N1型が発生した後、急速に欧州でも白鳥などで同じウィルスが発見され、家禽の強制隔離措置が取られている。

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