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スイスのメーデー 労働組合の集会やデモに数千人

バーゼルのデモ
メーデーの1日、スイス・バーゼルで行われたデモでは、男女の賃金格差撤廃を訴えた Keystone

メーデーの1日、スイス各地で労働組合の集会が開かれ、数千人が参加した。

集会で演壇に立った人たちは、給与・年金額の引き上げ、男女の給与格差の是正、環境に優しい政策、社会格差の是正などを求めた。

チューリヒ、ジュネーブ、バーゼル、首都ベルンなど都市部では、大規模な集会やデモ行進があった。

地元警察は、チューリヒの集会には1万6千人が参加し、一部の過激派が照明弾を発射して建物や車両が被害を受けたと発表した。

労働組合連盟外部リンクによると、1日は国内各地で50件以上の集会が予定されていた。集会には通例、労働組合の代表、左派の政治家や活動家が出席している。

社会民主党のアラン・ベルセ連邦内務相外部リンクはこの日、ゾロトゥルンの町で行われた会合に出席。同じ党のシモネッタ・ソマルーガ運輸相外部リンクはフリブールの保育センターを訪問した。

スイスの祝日は州ごとに異なるため、1日を祝日としているのはチューリヒやバーゼルなど一部地域にとどまる。

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このコンテンツが公開されたのは、 5月1日のメーデー(労働者の日)の歴史は、約130年前にさかのぼる。スイスは1890年から毎年、この日を欠かすことなく祝ってきた。労働者の要求も時代の変遷とともに変わってきている。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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