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スイスのメーデー、休日なのはどこ?州によってばらばら

5月1日のメーデーは、国際的に広く普及している「労働者の日」。世界各地で労働者団体などが大規模なデモを行う日だ。メーデーを休日とする国は多いが、連邦制のスイスでは州によって休日のところと、そうでないところと分かれる。州をまたいで通勤する人たちは注意が必要だ。

8月1日のスイス建国記念日は国が定めた祝日だが、そのほかの記念日については州が休日にするかどうかを決める。5月1日のメーデーもその一つ。バーゼル・ラント準州、バーゼル・シュタット準州、ジュラ州、ヌーシャテル州、チューリヒ州は法律で5月1日を休日と定めている。シャフハウゼン州、トゥールガウ州、ティチーノ州も仕事はお休みだ。

一方、ベルン州、ルツェルン州、シュヴィーツ州は休日ではない。例えばチューリヒに住んでいて職場がベルンだった場合、うっかり休みだと勘違いしないよう気を付けなければならない。ちなみにソロトゥルン州、フリブール州、ザンクト・ガレン州の行政機関職員は半休。

あなたにとってのメーデーは? 

メーデーの発祥は米国。1886年5月1日に全米の労働組合が8時間労働制の要求を掲げてデモを行ったのがきっかけで、同様の動きが全世界に広がった。

さて、スイスに住む人たちにとって、メーデーとはどんなものなのだろう。スイス西部ヴォー州ローザンヌで街行く人にインタビューした。

(独語からの翻訳・宇田薫)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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