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国際投資家を惹き付けるスイスフラン

クレディ・スイスのリポートによると、外国人投資家の間で根強いスイスフラン人気が続いている。

このコンテンツは 2002/06/24 09:30

先週末(21日)のチューリッヒ外為市場の終値は、1ドル=1.5204スイスフランで過去2年半で最高値を更新した。今年2月には1ドル=1.70スイスフランだった。「『有事のスイスフラン』と言われてきたが、昨年9月11日以降、リスク回避を図る海外投資家らが一斉にスイスフランに集中し、スイスフランが急騰した。」とクレディ・スイスのトーマス・トロイト氏はいう。スイスフラン人気は、スイスの国際競争力、低金利、政治的安定によるものだが、昨今の経済下降もスイスには幸いしているという。エンロンなど米国での一連の大型倒産に続くエクィティやボンド市場の混乱も、スイスフランに世界の金が集中する一因だ。

低金利と柔軟な労働市場も、ポートフォリオのスイスフランの比重増加の一因だ。リポートは、スイス国立銀行の「独立した信頼のある金融政策」がスイス経済を有効的に支え、低金利を維持していると指摘する。また、スイスフラン高にも関わらず、スイスの輸出の検討も、外国人投資家らのスイスフラン買いの要因となっている。さらに、リポートは、安定した政治制度が経済政策を長期的で選挙戦の公約合戦に終らないものとしている事も指摘している。

トロイト氏は、「スイスフラン高は続く。対ユーロでは、おそらく今後数カ月は1ユーロ=1.50スイスフランのレベルまで下げると思われるが、その後は再びスイスフラン高になる。」との展望を示した。

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