平昌オリンピック2018のアルペンスキー混合団体金メダリストのダニエル・ユール選手(スイス)が、次期開催されるワールドカップ(W杯)2大会の獲得賞金の半分を環境保護団体に寄付すると自身のインスタグラムで発表した。
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スイス人で国際スキー連盟(FIS)のジャンフランコ・カスパー会長が2月、ドイツ語圏の日刊紙ターゲス・アンツァイガー外部リンクとのインタビューで環境問題を軽視するような発言をしたことに反発したもの。カスパー会長は2022年の冬季五輪開催地に中国が選ばれたことについて「環境活動家と対峙するよりは独裁政権の方がいい」などと発言。地球温暖化については「私も平昌に行ったが、気温はマイナス35度だった。ぶるぶる震えながら私のところに来た人に言ってやった。『地球温暖化にようこそ』ってね」とも述べた。
ユール選手はインスタグラムで、次のワールドカップ2大会で獲得した賞金の半分をスイスの環境保護団体POW外部リンクに寄付すると述べ、「僕は口だけじゃなく行動で示す」とコメントした。
ワールドカップのスラローム競技優勝賞金は4万5千フラン(約495万円)。30位でも500フランになる。
カスパー会長は自身の発言について、のちに「言葉通りの意味ではなかったが誤解を与えた」と謝罪した。
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