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寄付の使い道

地震1年後のインド.

(glückskette.ch)

2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震の復興のために、スイスでは2億2800万フラン ( 約220億円 ) もの寄付金が集まった。寄付はスイス放送協会が音頭を取り、テレビやラジオを通して行われたもので、ほとんどが個人によるものだ。巨額な寄付金が短時間で集まるのは、スイスには寄付の文化が根付いていることの現れである。

寄付金によって行われた復興計画は、スリランカ、インドネシア、タイ、インド、ソマリアにおける合計112件に上り、寄付金のほぼ全額が復興事業に投入されたという。

 スイスの寄付機関「幸福の鎖」がこのほど発表したところによると、2004年末に発生したスマトラ沖地震の直後に集まった寄付金のうち、すでに1億8790万フラン ( 約180億円 ) が復興事業に使われた。残りの寄付金は今後の復興計画の予算に当てられている。

家を建て、配水設備を完備する

 幸福の鎖のフェリックス・ボルマン理事は「当時、寄付金が集まりすぎたという懸念の声が上がったが、寄付金が多すぎるということはない」と語る。

 スイスは23の人道援助団体と外務省開発協力局 ( DEZA/DDC ) が、スマトラ沖地震の被災地において、緊急援助から子供たちのメンタルケアーまでさまざまな復興事業を手がけた。幸福の鎖の発表によると、家、病院、学校、官庁など1万8600軒を建てた。また、タイの漁業組合への援助や小規模企業の設立にも援助の手を差し伸べた。特に被害の大きかったバンダ・アチェでは、開発協力局との協力で配水工事に力を入れたりもした。

スリランカとソマリアの援助は難航

 スイスが特に力を入れたのはスリランカで、42の復興計画が遂行され、7730万フラン ( 約74億円 ) が投入された。しかし、民族対立の内乱のため復興事業は難航した。スリランカ、インドネシア、インド、タイでの援助活動はほぼ終了し、現在、ソマリアにおける2つの復興計画 ( 予算180万フラン/約1億7000万円 ) が残るだけとなった。ソマリアでの活動は特に難しい。復興計画遂行の協力相手となる官僚もおらず、警官もいないためだ。

 幸福の鎖のフェリックス・ボルマン氏は「現場で援助に携わった人々のこれまでのすばらしい活動に改めてお礼を言いたい」と語り、写真提供会社キーストンの写真を使った写真集をヴェルトビルト出版 ( Weltbildverlag ) から出版することになったことを発表した。スイス国内の120万人から寄せられたお金がどのように使われたのかが、写真集を見ることで具体的に分かることだろう。

swissinfo、外電 佐藤夕美 ( さとう ゆうみ )

キーワード

2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震では、23万人の死者、12万5000人の負傷者が出た。スイス人は107人が死亡した。
150万人が孤児となり、家を失った人も多数出た。

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幸福の鎖

スイス放送協会 ( SRG/SSR ) が1946年に設立した個人寄付機関。集められた寄付金は30の人道援助団体に振り分けられ、スイス国内外の人道援助活動に使われる。本部はジュネーブ。大きな災害や戦禍が発生した場合に全国的な呼びかけにより寄付金を集める。運営費は寄付金の利子で賄われている。1999年には国際人権章を受賞。

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