2014年のソチ五輪で国ぐるみのドーピング問題に関わったとして、9日に韓国で開幕する平昌冬季五輪への出場を認められなかったロシア選手とコーチ計47人がスポーツ仲裁裁判所(CAS・本部ローザンヌ)に異議を申し立てていた問題で、CASは9日、訴えをいずれも却下したと発表した。
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今回の平昌五輪では、ロシア選手団としての出場が禁止された代わりに、国際オリンピック委員会(IOC)が厳しい基準を満たした169人を「ロシアからの選手」という個人資格で招待することを決めたが、それに含まれなかった47人が7日までに異議を申し立て、CASが事情を聴いていた。
CASは、招待選手の選定手続きが不適切だったとする証拠はなかったと判断。「ロシアオリンピック委員会が(ドーピング問題で)出場停止処分を受けたにもかかわらず、IOCは個人の選手に一定の条件の下で参加できるチャンスを与えた」とも述べた。
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