スイスでは昨年、休暇を国内で過ごすスイス人が目立った。イタリア語圏のティチーノ州、スイス東部のグラウビュンデン州が特に人気だ。エジプト、トルコ、アラブ首長国連邦などのイスラム諸国は逆に行く人が減っている。
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ツーリングクラブスイス(TCS)の2019年旅行に関する指標外部リンクによると、昨年夏は猛暑のため、多くの人が国内で休暇を過ごした。
ティチーノ州とグラウビュンデン州が「魅力」ランキングで1位だった。次点はイタリア、スイス南部のヴァレー州だった。
以下はスペイン、ポルトガル、ドイツ、オーストリア、フランスが続き、さらにオーストラリア、ニュージーランド、カリブ海、米国、タイ、南アフリカ共和国がランクインした。
イスラム諸国は順位を落とした。調査では、イスラム諸国におけるテロの脅威をそこまで感じず、おおよそ安全だと思うとの回答があったが、異なる結果が出た。
またフランスはマクロン政権に抗議するデモ「黄色いベスト運動」、南アフリカは国内の緊張状態といった政情が影響し、それぞれ順位を落とした。
回答者の46%は、旅行が人生の中心だと答えた一方で、27%は、旅行はぜいたく品で、お金を回す余裕があまりないと答えた。
オンラインを活用
旅行の計画づくりにおいて、インターネットがますます重要な役割を果たすようになっている。調査によると、回答者の78%が、観光や安全情報をネットで集めたと答えた。この数字は前年の71%から増加している。
また、約60%が、ホテルの予約サイトに書かれたコメントを見て宿泊先を決めたという。
調査は今年1月21日から2月11日まで、世論調査機関gfs.bern外部リンクが実施。18歳以上の1千人に電話で質問した。
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