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気になるスイスのブランド評価

スイスのイメージが擦り切れ始めた? swissinfo.ch

スイスの政治制度は広く称賛されているが、文化面ではそれほど世界に貢献していると見なされていない。これは50カ国をランク付けする世界のイメージ研究が出した結論だ。

このコンテンツは 2008/10/06 15:26

スイスの成績は総合第8位。2005年に行われた前回の調査では5位だった。国外にスイスの「実像」を伝える任務を負う政府機関「プレゼンス・スイス」は9月末、ウェブサイトで同調査「国家ブランド指数」の執筆者のコメントを公表した。

大きな小国

スイスの順位は下がったが、それに対する心配は無用だと執筆者は言う。また、「プレゼンス・スイス ( Presence Switzerland ) 」のミリヤム・マッティ氏も、
「同規模の国でトップテンに入っている国はほかにない。スイスがほかの大国と肩を並べているのは喜ばしいことだ」
と話す。

「GfKローパー広報&メディア社 ( GfK Roper Public Affaires and Media ) 」が実施したこの調査では、20カ国の成人2万人に対して、政治制度や住民、観光、文化、投資など6つのカテゴリーに関する質問を行い、調査対象の国々に対する世界の認識を明らかにした。同調査の執筆者は
「ビジネスや貿易や観光、あるいは外交や他国との文化交流で行われている努力の成果が現れているのだが、この調査では各国の決定的な違いが浮き彫りになる」
と説明する。

そして、スイスについては
「数えるほどしかない、本当に世界に名を知られる国の1つ。経済や生活水準、環境などの分野に関して、そしてまた国民や製品に対する称賛をかんがみても、スイスの『ブランド』は真実国際的だ」
と評価する。

友と隣人

事実、スイスは西ヨーロッパ以外に住む回答者からは最高の評価を受けている。しかしスイスの総合順位を2位としたドイツを除けば、西ヨーロッパのほかの4カ国はスイスを10位もしくはそれ以下に評価している。最低はスウェーデンが評価した16位だ。

ドイツの回答者の46%は、スイスの好感度上昇に貢献した思われるスイス人の友人や知人を持っている。それに対して、スウェーデンでスイスに知り合いを持つ人はわずか17%しかいない。

プレゼンス・スイスはほかの調査を通じて、スイスが遠く離れた国々から最も高い評価を得ていることをすでに認識済みだ。
「遠くにある国々は、スイスに対してよく凝り固まったイメージを抱いている。それは山であり、チョコレートであり、時計であるわけだが、これらはプラスの意味合いを含んでいるため、スイスのイメージもたいてい非常に良い。

一方で、スイスの隣国は自分で思っているほどスイスのことをよく知っているわけではないということも明らかになった。たとえばオーストリアのジャーナリストたちは、スイスの調査旅行を終えた後、訪問前に抱いていたスイスのイメージと現実はかなり違ったとコメントしているし、よく知らない隣国について教わったことすべてが驚きだったようだ」
とマティ氏。

しかし、同調査書の執筆者はまた、これからスイスのイメージを悪くする報道が隣国のマスコミで増えてくるのではないかと推測してもいる。

山あり谷あり

ガバナンス ( 統治 ) カテゴリーでは直接民主制、実質的な豊かさ、そして中立が高く評価され、わずかの差でカナダを破ってスイスが首位についた。一方、スイスの文化活動は18位と比較的貧弱だ。一流の文化的伝統がなく、非凡な作家や芸術家、音楽家なども輩出していないためとコメントされている。また、現代文化においても目立った活躍がないと認識されている。文化の分野では特にスポーツの評価が低い。

同調査は、近年一国家の評価に決定的な影響を与えるようになった要素として、環境保護、テクノロジー、教育の3分野を挙げている。スイスはこれらのすべてでよいスコアを得ているが、執筆者はまだ詳細な観察調査が必要だとけん制する。この調査ではまた各国に対する個人的な印象も尋ねており、スイスはどの国でも平均以上のスコアを得た。スイスにもっとも好感を抱いているのはロシアの人々で、もっとも悪い印象を持っているのがスウェーデンの人々だった。

swissinfo、ジュリア・スレーター 小山千早 ( こやま ちはや ) 訳

GfK調査の総合ランキング

1. ドイツ
2. フランス
3. イギリス
4. カナダ
5. 日本
6. イタリア
7. アメリカ
8. スイス
9. オーストラリア
10. スウェーデン

下位5カ国
46. キューバ、エクアドル
48. サウジアラビア
49. ナイジェリア
50. イラン

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国家ブランド指数 ( Nation Brands Index )

「国家ブランド指数」はイギリスのブランド専門家サイモン・アンホルト氏が各国のイメージや評判を測るため2005年に考案した。

同インデックスは、政府が自国の評判を把握するための1つの手段として作られた。

2008年以降は、新しくなった「アンホルトGfKローパー国家ブランド指数」で毎年50カ国のイメージが測定される。

2008年には、地域間、および高収入と中収入の国家間の比較を行うために、20の工業国および新興国の成人2万人を対象に調査が行われた。

これらの成人には50カ国に対する認識について尋ねた。

対象国の50カ国は、地域間の比較検討、および政治制度や経済制度の相違を明白にするという意図で、政治的、経済的重要度を基に選ばれた。

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