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洗車ならぬ洗犬サービス

さあ、洗犬サービス体験!

(swissinfo.ch)

スイスはゴミのない道路や窓辺に花を飾る家など、清潔な国として有名だが、犬だって小汚い状態では許されなくなってきた。

国内で最初の公共洗犬サービスが開始され、結構人気を集めている。

 このニュースは毎回犬を洗うのにうんざりしている飼い主に朗報に違いない。場所はチューリヒ近くのフォルケッツウィル(Volketswil)、スイス旅行クラブ(Swiss Touring Club、TCS)のサービス・センター地下にある。

まさに見た目は洗車のよう

 一体どうやって犬を洗うのだろうか。見た目は洗車の機械とそっくりだ。コインを入れてプログラムを選択すると自動的に機械が動き出す。温かい水や洗剤が噴き出し、犬は散歩用の鎖に引っ張られてゴムのタラップを歩かせられているうちに見る見るきれいになっていく。ノミがいないかどうかのチェックもしてくれる。仕上げはドライヤーでふわふわだ。

 気になるお値段は犬のサイズによって6フラン(約540円)から12フラン(約1080円)。スイスで犬をビューティ・サロンに連れて行こうと思えば300フラン(約2万7000円)は覚悟しなければならないので、このお値段は破格だ。

 しかし、ベルン市内で犬のビューティ・サロンを営むサンドラ・ベルガーさんはこの公共サービスと一般のビューティ・サロンは比較にならないという。「私たちは身体的、精神的にペットに異常がないかのチェックも行います。機械はやはり機械、私たちのように手を尽くしてペットを見るわけではありません」

 仕上がりやケアのレベルを見れば差はあるかもしれないが、早くて安く愛犬をきれいにできるのならこれで充分という飼い主が、この新しいサービスに飛びついている。毎週土曜日になると30人以上の愛犬家たちがTCSの前に並んでいる。

 TCSのオーナー、マルコ・マルティーノさんは多くの客から「フォルケッツウィルだけじゃなく、もっと他にも開業して下さいよ」とせかされて嬉しい悲鳴をあげているほどだ。しかし彼は今のところ、スイスで最初の洗犬サービスを開けただけで満足しているようだ。

実際に体験してみました

 試しにコリーのネポムーク君に登場願ってみた。彼は川べりの散歩の後で、自慢の長い毛を泥だらけにしてやってきた。マルティーノさんは前の犬が使った後は、洗犬機械は自動的に消毒されると説明した。

 さて、ネポムーク君、お湯や洗剤、ドライヤーなど数々のサイクルに我慢強く耐えた。出てきたのは、スーパー・クリーン、見違えるようなふさふさのコリーだ。飼い主のエドムゥンダ・ハイツマンさんもこれにはびっくり、「犬にとっても私にとっても素晴らしい!」と感嘆した。「これで犬を洗う手間も省けるし、バスルームも泥だらけにしなくて済む」

 ネポムーク君の前にごしごし洗われていたのは、大型プードルだった。飼い主のヴェロニック・グロブさんはやはり満足げだ。「うちの子は、この機械の方が家のバスルームよりずっと落ち着いていて、されるがままになっています。この機械だとシャンプーがすでにお湯にまざっているので、ずっと短時間で済ませられるからかしら。難点を言うとすれば、お湯の温度が選べないことね。うちの子にはこのお湯の温度はちょっと熱過ぎるのではないかと思うの」

大繁盛

 しかしスイスインフォが知り合いの愛犬家にこのサービスのことを話してみると、意外にみんな尻込みした。カトリン・クラウスさんは「うちの犬は神経質だから、彼が機械で洗われるのを楽しむとは到底思えないわ」と言う。彼女のプードル、エヴィは美貌を保つため、今後もビューティ・サロンに通う予定だ。

 一方、マルティーノさんによると2005年12月にこのサービスがオープンしてから、お客から返ってくる反応は好意的なものばかりだそうだ。「家で犬を洗っている人だったら誰でも、それがどんなに重労働で時間もかかるか良く分かっています。一度このサービスを経験すれば、今後もずっとここに通ってきてくれることでしょう」

 TCSを拒否した犬はこれまで数匹だそうだ。さて、ぴかぴかきれいになった犬を乗せているなら、もう車が汚いことを誰のせいにもできないわけだ。

swissinfo、ジュリー・ハント 遊佐弘美(ゆさひろみ)意訳

キーワード

洗犬サービスは2005年12月21日に開始された。
お値段は犬のサイズによって6フラン(約540円)から12フラン(約1080円)。
スイスの平均的な犬専用美容院で犬を洗えば1時間45フラン(約4060円)。

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