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減り続けるスイスの野生動植物   専門家が警告

希少な野生動植物が生息するスイスでは、生物の多様性を保護する対策が求められている。

(picswiss.ch)

スイスに生息する貴重な動植物が絶滅の危機にさらされている——。

野生動植物の保護策を話し合う専門家グループ、スイス生物多様性フォーラム(本部、ベルン)が13日、全国の実態調査をもとに、こんな報告書をまとめた。

野生動植物の減少は、生態系全体のバランスを崩すことにつながる。同フォーラムは、国際機関の生物圏保護区に登録するなど、野生動植物の環境改善に取り組む国家戦略を早急に打ち出すよう提言している。

戦略協議の実施

 スイス生物多様性フォーラムによると、過去150年間にすでに224種もの動植物が国内で絶滅したという。野生動植物が絶滅に追いやられた理由に、生息地でのビル開発や農地開拓が進んだことなどを挙げている。
 
 こうした調査結果を受け、生物学者ヴェルナー・ズーター氏は、現行の環境保護法だけでは、野生動植物の激減に歯止めはかけられないと指摘する。「保護法だけでなく、野生動植物の環境改善に取り組む国家戦略を策定するべきだ」と主張する。

 同フォーラムの報告書は、具体的に生物学者や環境活動家だけでなく、自然と深い関係にある農業や観光業の担い手も含めたメンバーで作業部会を開き、環境改善の戦略協議を実施するべきだと提言している。

ユネスコの登録

 また報告書は、野生動植物が生息する地域を国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)の生物圏保護区に登録することも有効な措置だと提言している。

 スイス生物多様性フォーラムのべアット・バウー会長によると、中央スイスに位置するエントレブッフ地域はすでにユネスコの生物圏保護区として指定されており、地元の農家が中心となって地域の環境保全に努めているという。


 スイス国際放送、外電    安達聡子(あだちさとこ)意訳

補足情報

生物多様性条約とは:

野生生物が世界的に絶滅の危機に直面する中、生物の多様性を包括的に保護する国際的な枠組み条約。

1993年に発効。現在、188カ国・地域が締結。米国は未締結。

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