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環境経済 スイスの交通渋滞、経済損失2千億円に

Trucks and cars are caught in a traffic jam on the highway A13 in northward direction to the San Bernardino tunnel

貨物トラックなど大型車両が引き起こした渋滞により、2015年に4億4400万フラン(約500億円)に相当する「無駄な時間」が発生した

(© KEYSTONE / TI-PRESS / DAVIDE AGOSTA)

スイス連邦環境・運輸・エネルギー・通信省国土開発局は8日、2015年に交通渋滞によって発生した経済損失は19億フラン(約2千億円)と、前回調査の10年に比べ7%増えたと発表した。

 時間の浪費によって発生した費用が損失の7割を占め、10年比14%増えた。大気汚染による費用も12%、森林被害などその他の環境汚染も13%それぞれ増大した。

 エネルギー費用はマイナス6%と微減。事故関連費用は4億5千万フランで、10年比8%減ったが依然として全損失の約4分の1を占める。

速度向上のための減速?

 国土開発局は経済損失の算出により、インフラを整備し渋滞を和らげることに繋げると説明する。短期的な解決策としては、勤務時間や学校の時間割の柔軟化や、在宅勤務やテレビ会議の推進などがある。長期的には、交通機関の料金設定を工夫して交通渋滞を減らすことができる。

 交通環境協会(ATE)によると、走行速度の制限も渋滞を減らす効果的な方法な方法の一つだ。

 ATEは8日、国土開発局の報告書に合わせ「スピード・ハーモナイゼーション(調和)」システムを導入し渋滞の緩和を狙うと発表した。

 連邦道路局が国内の高速道路で実験したところ、時速100キロや80キロに制限した部分で車の流れがよくなり、走行時間が「全体的に減少」した。

 ハーモナイゼーションシステムが機能するかは交通の状況次第だ。混雑が激しいときに制限速度が抑えられることで、道路の容量が増え、道路の安全性が向上する。

SDA-ATS/cl

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