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牛じゃないけど「牧くだり」

山を下るラマ・アルパカの群れ
Keystone/Urs Flueeler

南米産の家畜、ラマやアルパカを飼育する農家がスイス国内で増えている。乳や毛の生産に使うためだ。アーノルド・リュギビュールさん一家の農場は1994年にラマとアルパカが仲間入り。乳牛と同じように、毎年夏の終わりになると、越冬のためにアルプスの山から谷に下りる「牧くだり」をする。

 26日、リュギビュールさんは飼育するラマ、アルパカ131匹を連れ、ベルン州キエンタールのゴルネレン、グリエンスアルプから谷に下った。

 ラマとアルパカはペルー、ボリビア原産で、いずれもラクダの仲間だ。互いに良く似ているが、大きさや毛並み、顔の形で見分けることができる。性質も異なり、人間は長年にわたって飼い方を使い分けてきた。

(英語からの翻訳・ムートゥ朋子)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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