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米大統領選ながめ、スイスフラン乱高下

米大統領選決着持ち越しを受け、スイス市場は不安定な展開だ。過去14年間で対ドル最安値をつけているスイスフランは、小幅ながら激しい値動きを見せている。

このコンテンツは 2000/11/09 10:43

米大統領選決着持ち越しを受け、スイス市場は不安定な展開だ。過去14年間で対ドル最安値をつけているスイスフランは、小幅ながら激しい値動きを見せている。

トレーダーらは、フロリダ州の再集計結果と海外からの投票結果が出そろうまでは、市場に大きな動きはないだろうという。「開票当初ゴア候補優勢のニュースが伝わりドルが下げたが、ブッシュ氏勝利の情報が流されてからはドルは1.78スイスフランまで上がった。大統領選の決着がつくまでは、スイスフランードルの相場は、この2セントの幅で激しい値動きを続けるものと思われる。」と、カントレード・プライベートバンクのエコノミスト、マルクス・アレンスパッハ氏はいう。

また、Warubung Dillon Reedのシニア・エコノミスト、ハンスペーター・ホウシーア氏は「市場の不安定さは、投資家らが選挙結果待ちの模様眺めをしているせいだろう。」という。ブッシュ候補が勝てば、米市場では株価は高値に向かい、ドルの対スイスフラン、対ユーロ高が進むと予測される。「ブッシュ氏はユーロ安是正協調介入を支持しておらず、ドル高がさらに進むと予測される。また、ブッシュ候補の上げた基本政策の大幅減税、利上げなどは、中期的にも長期的にもドルに有利だ。」

一方、ゴア候補が勝てば、民主党が唱える規制強化策により特定の経済部門への悪影響が懸念される。特にゴア氏が薬品価格設定などに厳しい規制を課すとしているスイスの医薬品企業の株に売りが集まるだろう。企業連は、ゴア氏の米国の黒字を公共福祉費に当てるという政策を共和党の大幅減税政策よりも慎重さに欠けると見ている。「ゴア新大統領と共和党主導の下院という組み合わせは、ゴア氏が役立たずのように見えてしまい、米株式市場にとっては好ましくない。」とアレンスパッハ氏はいう。また、ホウシーア氏は「両候補とも基本的には国民への還元を目指すという点では共通しており、中期的には金融市場にとっても肯定的な結果をもたらすだろう。」と分析、どちらが勝っても市場への影響はさほど大きくないと見ている。

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