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車市場と環境意識

エネルギー札には二酸化炭素の排出量など、車のエコ度が示されている

(Keystone)

スイスの消費者は新車を購入する際、以前より厳しい眼で車の選択をするようになった。燃費が良いだけでは不満。車のディーラーには、より詳しい情報が求められるという。

スイス国内を走る車は、ほぼすべてが輸入車。スイス製の車は手作りの最高級車のみだ。スイス自動車輸入協会が連邦工科大学 ( ETH/EPF ) に依頼した調査によると、新車を購入した消費者の6割が、車の燃費などについてより詳しい情報を求めたという結果が出た。

 エコ度が高い車であれば、多少値段が張ってもかまわないと思う消費者が多いことも分かった。このため、スイス自動車輸入協会は消費者に、車のことをより良く分かってもらうための情報を積極的に提供していくことにしたという。

エネルギー札をアピール

 車の性能を落とすことなく、二酸化炭素の排出量を4割減らすことができる。どの車を購入するかの判断のポイントは、なんといっても燃費の良さにかかっている。

 スイスでは、車や家電にエネルギー使用量などのデータを示す「エネルギー札」が付いている。しかし、それを注意深く読む消費者はいまだに少ないようだ。札には燃費度が分かりやすく示されている。100キロメートルを走行するのに必要なガソリンが平均5.8リットル以下、つまり1リットルで17.24キロメートルの燃費となる。こうした低燃費の車種にはエネルギー札にAやBのランクが付く。AやBのランクの車は国内で販売されている5150車種のうち1759車種。消費者に対しては、この札をよく見て、車のエコ度を知ってもらう必要もあるという。

安全面との ジレンマ

 スイス政府は2008年までにガソリンの平均使用量を100キロメートルにつき6.4リットル ( 15.625 km/l ) まで下げようという目標を掲げている。2005年末時点では、100キロメートルにつき7.67リットル ( 13.04 km/l ) にとどまっている。

 スイス自動車輸入協会のトニー・ヴォルゲンシーガー理事長は「エコ車へのより迅速な移行が望まれる」と言う。燃費の上昇技術は高まっているものの、年々車体が重くなる傾向にあるため、燃費が悪くなっているというのだ。車の安全という観点から、以前より車体はおよそ170キログラム重くなっているのだ。安全も大切。環境も大切というジレンマが起こっている。

 一方、ハイブリッド車はスイスでも注目されているが、まだまだスイスでは少ない。2006年8月末時点でスイス国内を走っているハイブリッド車は3667台、ガスを燃料とする車は1733台だった。もっとも、連邦工科大学の調査によると、新車購入者の10%、中古車購入者の5%がハイブリッド車を購入するようになったという。
 
swissinfo、外電 佐藤夕美 ( さとう ゆうみ )

補足情報

スイス政府とスイス自動車輸入協会は2002年、環境対策に向け共同の目標を掲げた。2008年までの燃費の目標は、毎年3%ずつ下げ、スイス全体で平均100キロメートルにつき6.4リットル ( 15.625 km/l ) としている。

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連邦工科大学の調査結果

スイスで車を買う人の典型は、50歳くらいの男性。購入者の27%が60歳以上で今後も高齢化が進む傾向にある。
調査の対象になった5000人のうち、55%が車種に徹底的にこだわったと答えた。購入の際のチェックポイントは、値段と性能。性能で重視されるのは、安全性、乗り心地、運転のしやすさだが、デザインとブランドの知名度も重要と見られている。

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