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鼻スプレ−式インフルエンザ・ワクチン開発

世界初のスプレー式インフルエンザ・ワクチンが、ベルンの研究機関で開発された。連邦厚生局の認可が決まったため、今冬からスイスで販売が開始される。

世界初のスプレー式インフルエンザ・ワクチンが、ベルンの研究機関で開発された。連邦厚生局の認可が決まったため、今冬からスイスで販売が開始される。

冬を迎える前に、およそ150、000服の新薬が販売される予定で、何千人もの注射嫌いが予防接種をしないで済みそうだ。ベルンのスイス血清免疫研究所ベルナが開発した新タイプのワクチンは、最長6ヵ月間インフルエンザ・ウィルスの感染から、あなたを守る事を保証するという。が、医師の処方箋が無ければ買えない。

このワクチンの特徴は、鼻からスプレーで吸い込むことだ。すると鼻の中で薬が予防膜を張り、ウィルスを寄せつけない。すでに2、000人を対象に臨床実験された。

連邦厚生局は既に新薬の認可を決定、フランツ・ライゲル報道官は、今年の冬は鼻スプレー・ワクチンがインフルエンザ大流行を予防してくれるのではないかと、新ワクチンに期待を寄せる。が、今年は150、000服がスイス市場に出されるのみで、国民全体にはとても行き渡らない。来年以降は、増産される。

鼻スプレー式ワクチンは、ドイツでも認可されたため、EU全域でも続いて認可される見込みだ。

問題は医師の処方箋だ。スイスでは、市販薬以外は全て医師の処方箋無しでは買えない。昨年も、劇的なインフルエンザ即効薬が販売された。この即効薬は、流感に罹ったと同時に注射しなければ効き目が無い。が、医者の予約を取り、診察を受け、処方箋をもらい、とやっているうちに手後れになってしまうのをどうしようという議論を国中でやっていた。鼻スプレー式ワクチンは、どうなるだろうか。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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