2月の失業率 2.6%で横ばい
国立経済情勢事務局(SECO)が発表した統計によると、2月の失業率は2.6%で前月と変わらず、失業者数は94、472人で前月より若干増加(1月=93、714人)、有効求人数は10、859件で前月比+10%で、政府はスイス経済の下降は終ったとの見方を示している。
このコンテンツは 2002/03/11 06:21
スイスの失業率は、他の欧州諸国と比べるとずば抜けて低い。各国の統計では仏9.3%、独8%、イタリア9.2%、EU15加盟国平均7.8%(最低はオランダの2.2%から最高はスペインの12.9%)となっている。が、国際労働機関(ILOジュネーブ)によると、スイスの失業者数は近隣諸国とほぼ同じレベルにあるという。ILOは昨年12月、ILO独自のデータによるとスイスの失業者数は120、000人だと発表、SECOの70、000人とは大きく食い違う数字を示した。SECOの統計は職安に登録した人数に基づくものだ。ILOの統計とこれほど大きな違いが出た原因は、仕事を探してはいるが失業者として職安に登録していない結婚している女性達をデータに入れているかの違いだ。が、SECOは、ILOの集計法は月毎の変化を捕えていないとしている。

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