スイス郵便が、ドローンを使った荷物の輸送を試験的に始める。第一弾として、ベルン市内の二つの病院間で実験サンプルを輸送する。
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スイス郵便が5日に発表した声明によれば、テスト期間は約2週間。ベルン市内にあるベルン大学病院外部リンク(独語でインゼルシュピタルと呼ばれる)と約4キロ離れたティーフェナウ病院外部リンクをドローンが行き来し、実験サンプルを運ぶ。これまでサンプルは緊急時、宅配便かタクシーで運んでいた。
テスト終了後、導入が可能かどうかを病院側が検討する。スイス郵便は国内最大の都市チューリヒでも、類似の輸送手段の導入を計画している。
スイス郵便は、医療現場でのドローン利用は、悪天候で孤立した場所や紛争地域に荷物を届ける場合に役立つことにも言及している。
スイス郵便はドローンのほか、シャトルバスなどの代替・自律輸送システムについても検討を進めている。
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