スイスの視点を10言語で

スイスに狩猟シーズン

狩猟
© Keystone / Alexandra Wey

スイスに狩猟シーズンがやってきました。グラウビュンデン州などの山間部ではこの時期が1年のハイライトです⁠。

地元以外のハンターたちは、高いライセンス料を払わなければいけません。それも地元住民の最大20倍という高さ。 

9月の狩猟期間は21日間で、対象となる動物は鹿とシャモア(アルプスカモシカ)です。地元住民のライセンス料金は760フラン(約8万3600円)ですが、州外の住民は2813フラン、国外から来る人は1万4629フランに跳ね上がります。

グラウビュンデン州は、この料金の差について「狩猟ツーリズムをいたずらにあおりたくない」とコメント。「年間を通じて狩猟場を管理している地元のハンターの料金が安いのは当然」としています。

州の担当者は、ハンターたちによって鹿の頭数が調整され、それが環境保護につながっているとしていますしかし、動物愛護団体の活動家たちは、この慣習が人道的でないとして狩猟自体を廃止するよう訴えます。あなたはどう思いますか? ⁠

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部