鉄道インフラの拡充をめぐる国民投票

今回、国民に是非が問われるのは三つの案件だ。新しい基金を設けて鉄道インフラの拡充を目指す「FABI法案」、外国人の流入に制限を設ける「大量移民反対イニシアチブ」、人工妊娠中絶を基本健康保険の適用外とする「中絶費用負担イニシアチブ」だ。

投票結果および最新記事

外国人労働者 移民数制限案可決で高まる雇用の不安

スイスで9日に行われた国民投票で、欧州連合(EU)からの労働者受け入れ人数制限案が可決された。労働組合と経済学者はともに、その結果としてスイス経済は何万人もの雇用を失う可能性があると警告を発している。  スイスはEUとの間で、 ...

2014年2月9日国民投票 「大量移民反対イニシアチブ」可決、スイス経済に激震

外国人労働者数の制限を求めた「大量移民反対イニシアチブ」が、9日の国民投票で僅差で可決された。ヨーロッパからの外国人労働者に経済を支えられているスイスは、欧州連合(EU)との関係を見直し、新たな外交政策を模索せざるを得なくなった。なお、鉄道インフラに関する連邦決議「FABI法案」は可決、...

鉄道のインフラ拡充と費用に関する連邦決議(FABI法案)

2014年2月9日の国民投票 鉄道インフラの新しい財源に関する法案を問う

スイス政府と連邦議会は、スイスの鉄道のインフラ整備・普及に十分な財源を確保する目的の法案を立てた。これは、「公共交通機関を推進する」イニシアチブに対し政府と連邦議会が提出した対案だ。この対案の是非が2月9日、国民に問われる。反対派は、この対案では不十分だと批判する。  交通渋滞を緩和させ、 ...

走る高速道路 トラック運転手が走りながら眠る場所

, フライブルク・イム・ブライスガウ(ドイツ)にて

スイスでは、北はバーゼルから南のキアッソ(Chiasso)まで、高速道路がずっと続いている。にもかかわらず、列車でスイスを縦断するトラックは年間10万台を数える。「走る高速道路」の上では、ヨーロッパ各国の運転手が同乗者用車両で休息を取りながら夜を明かす。 ...

交通法のPRを顧みる 道路から鉄道へ

道路と鉄道を組み合わせるというアイデアは、数十年前からすでに存在していた。1930年代、スイス国鉄(SBB/CFF)は大赤字に苦しめられた。その対策として、政府は車両の走行距離を30kmに制限する新しい法律の導入と長距離輸送の鉄道移行を提案した。 ...

インフラ整備 鉄道駅、利用客急増で絶えず拡張

急増する列車利用客、便利な乗り継ぎを考慮したダイヤ構成、鉄道網の拡大、駅構内のショッピングセンター化によって駅の収容力は限界に達している。そんな中、チューリヒとジュネーブでは鉄道駅の改造計画が進められている。  チューリヒ中央駅は毎日延べ3000本の列車が発着する、 ...

大量移民反対イニシアチブ

人の往来の自由化 欧州からの移民 スイスの社会保障制度の「お荷物」?

スイス・欧州連合(EU)間で、人の往来の自由に関する2者間協定が結ばれてから10年以上経つ。しかし、「EUからは労働力がもたらされただけではなく、失業者も増加傾向にある」と右派の国民党が非難している。「社会保障制度の悪用を目的に移住する外国人がいる」と右派が危惧する中、...

移民に関するイニシアチブ 「人の往来の自由化」 今後の行方は?

「スイスの移民受入数は以前のように定員制で制限し、『人の往来の自由化』を欧州連合(EU)と新たに交渉し直すべきだ」。国民党の「大量移民反対」のイニシアチブはそう訴える。来年の2月9日にはこの法案についての国民投票が行われる。 ...

日帰り移民 越境労働者 論議を呼ぶスイスの現状

人の往来の自由に関する協定が発効されて以来、国境を越えスイスに働きに来る越境労働者の数は爆発的に増加した。イタリアとの国境に位置するティチーノ州やフランスとの国境のジュネーブ州では、しばしば激しい非難の対象となる越境労働者。だが、ジュラ地方やドイツ語圏では、現状は比較的落ち着いているようだ。...

援護策 人の往来の自由化は社会の試金石

欧州連合とスイスの間では、現在人の往来の自由が保障されている。だが、これを支持するスイス国民は減少気味だ。賃金ダンピング対策の再強化は雇用主も労働組合も支持しているが、最低賃金に関しては意見が分かれる。  競争の激しい労働市場、満員電車、渋滞ばかりの道路、低家賃の物件不足、 ...

EUから大量移民 スイス労働市場への影響

スイス-欧州連合 ( EU ) 間の2者間協定により人の往来が自由化された2002年以降、スイスでは28万6300件の雇用が創出された。同協定は労働市場の大きな原動力だと評価される一方で、「大妄想プロジェクト」だという反論も聞かれる。 ...

中絶費用負担イニシアチブ

家族計画クリニック 中絶するかどうか、女性の選択を助ける

計画外の妊娠をこのまま継続していくのか?この決断は非常に難しい。ベルンのクリニックでは、年齢や環境にかかわらずこうした女性たちをサポートする。  ベルン大学病院婦人科の待合室に、午後の日差しが差し込んでいる。数カ国語の本が ...

2014年2月9日の国民投票 妊娠中絶の費用は誰が負担すべき?

議論の絶えない「人工妊娠中絶問題」が再び政治的に取り上げられている。2月9日の国民投票では、中絶費用を基本健康保険の適用外にするよう求めるイニシアチブの是非が問われる。  人工妊娠中絶をめぐる法的な規則については、激しい論争が幾度となく繰り返されてきたが、 ...

避妊問題 中絶率が低いスイス その理由を探る

スイス女性が法的な中絶の自由を手に入れたのは10年前。しかしその後、スイスは世界で最も中絶が少ない国の一つになり、その数も安定している。スイスの中絶に関する法的整備、安全性、そして数の少なさは、よく成功例としても取り上げられる。どのようにコントロールしているのだろうか。 ...

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国民主権 スイスの直接民主主義

スイスの政治制度を簡単に紹介 中立主義、連邦制、直接民主主義といった制度はスイス国家のアイデンティティの一部。いくつもの言語と宗教、そして文化が混在するスイスを一つにまとめているこの独自の政­治システムを簡単に紹介しよう(制作:swissinfo.ch、協力:在外スイス人協会)