2015年6月14日の国民投票

今回の国民投票のテーマは、妊娠、奨学金、相続税、公共放送受信料と多岐の分野にわたる。具体的には、着床前診断のための憲法改正案と州によって異なる奨学金を同額にするよう求める提案。さらに、200万フラン以上の相続・贈与に課税する相続税法改正案と公共放送受信料制度改正法案を国民に問う。

国民投票結果

2015年6月14日の国民投票結果 受信料制度改正は僅差で可決、着床前診断も国民から支持

スイスでは14日、4つの案件について国民の賛否を問う国民投票が行われた。世論調査でも、開票が始まってからも予測がつかず、最後まで注目された公共放送受信料に関する法改正案は賛成50.1%、反対49.9%の僅差で可決された。憲法改正が必要なため自動的に国民投票にかけられた、...

着床前診断

2015年6月14日の国民投票 スイスでも着床前診断が承認されるか?

受精卵の着床前診断は近隣諸国の多くで認められているが、スイスにはこれまで、それを認める法律がなかった。6月14日の国民投票では、着床前診断のために憲法を改正するかどうかが国民に問われる。だが反対派はすでに、可決されれば、それに合わせて作られる法律案に対して任意のレファレンダムを提起し、...

奨学金

2015年6月14日の国民投票 両親の居住地で決まる奨学金給付額 学生が改正求め国民発議

スイスでは大学生向けの奨学金制度は州によって異なる。それが教育の「機会の平等」を妨げていると主張する学生が、制度の統一を求めるイニシアチブ(国民発議)を提起した。6月14日にその是非を問う国民投票が行われる。  スヴェン、ニコラ、ジョエルの3人にはいくつか共通点がある。 ...

相続税

2015年6月14日の国民投票 富裕層の遺産相続に課税し、年金制度を支える

200万フラン(約2億6千万円)以上の遺産相続に課税することで富を再分配し、年金制度の財源を確保する。これが左派の立ち上げたイニシアチブ(国民発議)だ。だが中道派や右派は、新税制では特に家族経営の企業にとって税負担が増大し、その存続が危機にさらされかねないとして反対している。...

公共放送受信料制度

2015年6月14日の国民投票 スイスの公共放送受信料制度 改正めぐり議論

スイスでは6月14日、公共放送の受信料制度改正案の是非をめぐり国民投票が行われる。この改正案は、スイス放送協会の財源確保のための新しい税制なのか?それとも現代の視聴スタイルに合わせた、理にかなった制度の改正なのか?  「受信料の徴収対象をテレビやラジオを所有する世帯から、 ...

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国民主権 スイスの直接民主主義

スイスの政治制度を簡単に紹介 中立主義、連邦制、直接民主主義といった制度はスイス国家のアイデンティティの一部。いくつもの言語と宗教、そして文化が混在するスイスを一つにまとめているこの独自の政­治システムを簡単に紹介しよう(制作:swissinfo.ch、協力:在外スイス人協会)

直接民主制 イニシアチブとは?

スイスでは、政治的決定に参加する権利が市民に与えられている。直接民主制はスイスだけに限った制度ではない。しかし恐らく、ほかの国よりこの国でより発展している。  この直接民主制における権利の一つがイニシアチブ(国民発議)だ。いかなるスイス市民も、イニシアチブを起こして憲法改正案を提案できる。 ...

直接民主制 レファレンダムとは?

スイスでは政策決定に直接参加できる権利が国民に与えられている。直接民主制はスイス特有のものではないが、他国に比べそれは高度に発展しているといえる。スイスでは国民が憲法改正案を提案したり、連邦議会で承認された法律を国民投票で否決したりできる。(Michele Andina, ...