2017年2月12日の国民投票

2月12日の国民投票では、移民3世のスイス国籍取得手続きの簡易化、第3次法人税改正法案、国道と都市交通のための基金(NAF)の三つの案件について国民にその是非が問われる。

国民投票結果

2月12日国民投票 法人税改正案否決 スイスの今後の経済戦略がさらに不確実なものに

スイスは、欧州連合(EU)や経済協力開発機構(OECD)から外国企業への税制優遇措置に対して批判され、法人税制の改正を迫られているが、12日に行われた国民投票では政府の法人税改正案が否決された。この結果、スイスに所在する外国の多国籍企業にとって...

2017年2月12日の国民投票結果 第3次法人税改正法案 政府の意図に反し圧倒的多数で否決

スイスの国民投票で12日、三つの案件についてその是非が問われ、第3次法人税改正法案は圧倒的多数で否決。一方、移民3世の国籍取得手続きの簡易化と国道と都市交通のための基金(NAF)設立に関する案件は、約6割の賛成と州の過半数の賛成で可決された。今回の投票率は46%だった。 ...

移民3世の国籍取得手続きの簡易化

2017年2月12日の国民投票 移民3世のスイス国籍取得手続き、簡素化すべきか?

スイスでは現在、外国人がスイス国籍を取得しようとすると、その手続きに長い月日と数千フランという高い費用がかかる。こうした中で連邦当局は、移民3世に対して国籍取得の手続の簡素化を考えている。反対する保守右派は、「それはスイス国籍の安売りだ」と非難する。対する支持派は、...

第3次法人税改正法案

2017年2月12日の国民投票 税制改正 企業に甘過ぎる?

中道右派が過半数を占める連邦議会は昨年6月、スイスの税制を国際的な税務基準へ適合することを目的に、第3次法人税改正を決議した。だが、社会民主党は、「この改正を利用して、中道派は企業に税金をプレゼントするつもりだ」と批判し、レ...

国道と都市交通のための基金(NAF)

2月12日の国民投票 道路インフラ 基金設立で財源確保なるか

スイスは道路交通網が最も普及している国の一つだ。道路インフラの維持や建設計画には多額の費用がかかるため、政府と連邦議会は「国道と都市交通のための基金(NAF)」の設立を目的とした憲法改正を呼びかけている。長期的な道路計画を可能にし、また財源を確保することが狙いだが、...

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直接民主制 レファレンダムとは?

スイスでは政策決定に直接参加できる権利が国民に与えられている。直接民主制はスイス特有のものではないが、他国に比べそれは高度に発展しているといえる。スイスでは国民が憲法改正案を提案したり、連邦議会で承認された法律を国民投票で否決したりできる。(Michele Andina, ...

直接民主制 イニシアチブとは?

スイスでは、政治的決定に参加する権利が市民に与えられている。直接民主制はスイスだけに限った制度ではない。しかし恐らく、ほかの国よりこの国でより発展している。  この直接民主制における権利の一つがイニシアチブ(国民発議)だ。いかなるスイス市民も、イニシアチブを起こして憲法改正案を提案できる。 ...

国民主権 スイスの直接民主主義

スイスの政治制度を簡単に紹介 中立主義、連邦制、直接民主主義といった制度はスイス国家のアイデンティティの一部。いくつもの言語と宗教、そして文化が混在するスイスを一つにまとめているこの独自の政­治システムを簡単に紹介しよう(制作:swissinfo.ch、協力:在外スイス人協会)