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ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~⑰

アンナプルナの岩壁にたった一人で挑むことになったウエリ・シュテック。下のベースキャンプで待つ仲間は、シュテックがどうなっているのか何もわからない。そしてスタートから28時間が経った翌朝、シュテックが姿を現した。

24時間以上、眠らず岩壁を登り続けたシュテックは、真夜中に岩壁の頂上へ着いた。アンナプルナの岩壁登はんという、とてつもないことをやり遂げるために、死ぬ準備さえ出来ていたと話すシュテック。

3度目の挑戦にして、ついに登はんに成功した。ようやく皆に嬉しい報告ができる。――そのはずだった。

「ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~」

2020年5月21日にドイツ語圏のスイス公共放送で放送されたスイス人登山家ウエリ・シュテックのドキュメンタリー番組(約1時間35分)。

2017年春にエベレストで滑落し、40歳の若さで亡くなったシュテック。人間離れした登山スピードと卓越した登攀技術から「スイスマシーン」と呼ばれ、数々の新記録を打ち立てた。番組ではそんなシュテックの半生を本人や家族、友人のインタビューと共に振り返る。

スイスインフォでは同番組を5分ずつに分け、日本語字幕付きで水・土曜日の週2回配信する。

※日本語字幕付きで視聴される方は、画面の字幕設定をオンにしてご覧ください。

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(本文&独語からの翻訳・大野瑠衣子)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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