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砂漠の砂が舞う中央アジアの地、ウイグル

中国北西部に位置する新疆ウイグル自治区。砂漠化が進む、この地に訪れたスイス人の写真家ステファニー・ボルカード氏とニコラ・メトロ氏は、消えゆくウイグル文化を写真に収めた。

写真集「新疆-アンタイトル(Xinjiang – Untitled)」に収められた写真の多くは、新疆ウイグル自治区南西部のホータン地区(Hotan)で撮影された。かつて中国とヨーロッパを結ぶシルクロードがあったこの地では、10世紀にイスラム教勢力が仏教徒を制圧。多数派となったイスラム教徒に対し、今では漢民族が圧力をかけている。タクラマカン砂漠には、石油やガスなどの資源が豊富なことが発見されたからだ。中国政府はインフラ整備に巨額をつぎ込み、この広大な地に高額な道路網を敷いた。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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