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ベルンの時計塔「ツィットグロッゲ」、大改修で解体中

Zytglogge(ツィットグロッゲ)の名で親しまれるベルンの観光名所、時計塔。1530年からベルン市民に時を告げる美しい時計塔は今、補修のために複雑な部品を取り外している最中だ。

 時計塔の前には毎時56分から、しかけ時計の正時の知らせを見に観光客が集まってくる。ユネスコの世界遺産に登録されているベルン旧市街のハイライトだ。たくさんの針、道化師、おんどり、そしてベルンの象徴・熊が施されたしかけが動く様子は、多くの市民と観光客を魅了する。

 一方、時計塔の内部は複雑な機械部品で埋め尽くされている。大小さまざまの歯車にレバーにノブ。巨大な振り子の司るリズムに乗って、それらが歩調を合わせて絶えず時計を動かしている。

 入り組んだ部品がきちんと動き正確に時を刻むよう、文字盤や装飾を現在、取り外して清掃・修復している。今年6月には元通りになる予定だ。

 時計塔の屋根やファサードは改装され、高度を測る観測儀も清掃される。その間、ツィットグロッゲは作業用カバーに覆われている。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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