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買い物が政治行動になるとき

若者は政治問題に関心をあまり向けないとよく言われる。事実、若者の投票率は大抵、極めて低い。だが買い物で「政治参加」する若者は少なくない。例えば、商品の製造過程や条件を考えた上で購入するのは、れっきとした政治行動だ。

オーガニックやフェアトレードへの人気は高く、認証マークのある商品が増えている。しかし売り上げの数値だけでは、なぜ消費者が認証マーク付製品を買うのかは分からない。政治的スタンスに基づいて商品を買うことは、ある種の政治参加と言える。

「政治的動機からの消費行動」について調べているのは、アーラウ民主主義センター(ZDA)外部リンクの研究者ビルテ・グンデラッハさん。消費者が認証マーク付きの商品を買う理由を探るため、新しい手法を編み出そうとしている。 

スイスインフォが配信する#DearDemocracyの動画シリーズ「デモクラシー研究室」では、若い研究者たちが民主主義に関する発見について語る。

(独語からの翻訳・鹿島田芙美)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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