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米国大統領選挙 オバマ氏再選 共和党は方針転換が課題

2期目をかけた大統領選挙で見事再選を果たしたオバマ氏。勝利の先には山積みの課題が待ち受けている

(AFP)

米国大統領選で、民主党のバラク・オバマ氏が共和党のミット・ロムニー氏を破り2期目の再選を果たした。これを受け、保守性を強める共和党は方向性を変えるべきだとの声がスイスからも上がっている。

 スイス政府はオバマ氏の当選に祝いの言葉を述べ、米国とのより密接な協力関係を期待すると語った。

 ドナルド・バイヤー在スイス米国大使はスイスインフォの取材に対し、オバマ氏のスイス訪問に期待を寄せていると語る。「オバマ氏はまだスイスに来たことがない。だが、彼の3代前の祖母はフリブール州出身。オバマ氏のルーツとスイスをつなげることができたら素晴らしいだろう」

 バイヤー大使は一方、スイスと米国の2国間関係において、租税問題および銀行守秘義務に関する合意形成が引き続き最大の課題となると話す。米国は近年、スイスの金融市場に対し圧力を強めており、スイスから銀行従業員や米国人顧客の情報を渡すよう迫っている。

分裂した国

 ジュネーブでは、オバマ氏当選の速報が流れた瞬間、多くの支持者が歓喜の声を上げた。「本当にほっとした。この投票結果をとても誇りに思う」と、ジュネーブ大学で美術史を教えるサラ・ブルカルテールさん。「でも、(オバマ氏に投票したのは)国民の半分だけというのは分かっている。米国はかなり分裂している」

 民主党の勝利はオバマ氏の支持が高かったからだけでなく、ロムニー氏に対する米国民の疑念も反映している。選挙戦が進むにつれ、ロムニー氏は政策を右寄りに変えていった。保守色を強める所属政党の共和党と足並みをそろえるためだ。

 オバマ氏を応援する在外米国人会のチャールズ・アダムスさんはスイス国営ラジオに対し、共和党はロムニー氏が敗北したことを受け止め、これまでの政策を考え直す必要があると話す。「筋の通った政策を掲げ、国の未来に向けて建設的な役割を果たさなければ、共和党はいつか政治的に消滅するだろう」

メディアの反応

 ドイツ語圏の日刊紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング(NZZ)は共和党の敗因を分析。多民族国家である米国では、年配の白人層に訴えるだけでは今後の選挙戦には勝てないとみる。

 また、同じくドイツ語圏の日刊紙ターゲス・アンツァイガー(Tages Anzeiger)は、共和党は極端な政策を掲げたばかりに敗北したと分析する。

 一方、米国のジョージア州立大学とスイスのチューリヒ大学で教べんを執るアルフレッド・メットラー準教授はスイス国営放送(SRG/SSR)に対し、下院では共和党が過半数を占めることから、両党が妥協点を見つけていくことが重要だと語る。「オバマ氏は共和党員とゴルフをする必要が出てくるかもしれない」


(英語からの翻訳・編集 鹿島田芙美), swissinfo.ch


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