スイスの視点を10言語で

swissinfo解体計画に対する読者の反応 (1)

3月22日、swissinfo解体の発表に反対し、記者たちが本社前でデモを行った。 swissinfo.ch

SRG/SSR idée suisseがその子会社であるswissinfoを解体すると発表して以来、読者からの意見が寄せられている。

日本語サイトの読者からswissinfoの解体について寄せられたご意見をここに掲載することにした。

スイスインフォの日本語のサイトがなくなりそうだと聞きとても残念に思っています。

 スイスという国の今、過去を理解するのにとても役に立ち勉強になっています。メールでの反対署名出来ますでしょうか。(3月24日) J/Otelfingen

スイスインフォが廃止になるというニュースに触れ、驚きを禁じえません。

 是非とも日本語サイトを含めた多言語サイトを維持して、スイスからの情報発信を継続してほしいと思います。英語が国際語として大きな役割を果たしていることはもちろん、重要なことですが、本来スイスの国語でもある独、仏、伊語なども廃止するという処置は、多言語・多文化を国の一つの宝とするであるスイスとしてある意味で「自殺行為」といえます。
 是非とも、日本語や中国語を含めた多言語のスイスインフォを引き続き継続して頂くよう、強く要望します。(3月25日)A.N.

Swissinfoが発信をやめると聞いて非常に残念に思っています。

ここまで真に国際的な国は少なく(あるいは他には存在せず)、インターネットの発達や、航空運賃の廉価化などで各国間の距離が縮まって来ている今、国際社会におけるスイスの役割は増すばかりであろうと想像していましたが、この重要なニュースサイトを閉鎖すると言うことは、引きこもりに近く、ただの観光立国に成り下がるのでは、非常にもったいないと言わざるを得ません。どうか、決定を覆して維持されることを期待します。(3月30日) T.N 

スイスのアイデンティティーの一つである多言語・多文化の共存のためにも

日本語サイトを含めた多言語サイトの継続を望みます。(3月30日) Y.T.

スイスインフォが英語のみの配信になることに大きな失望と強い抗議を感じます。

経済的な理由、あるいは効率性の問題で、このような優良なサイトが大幅に縮小されてしまうことは、単に在スイスの外国人の利便性が落ちると言う問題にとどまらず、多言語・異文化の融合を誇りとするスイスの世界的イメージを傷つけることにもなります。縮小に関する決定の反覆を強く要望します。Y.MK (3月31日)

スイスインフォを愛読している。

日本語ページを維持してほしい。
多言語ニュースはスイスの広報、国益に合致している。ぜひ、なくさないようにしてほしい。K.I (3月31日)

I enjoy this site in Japanese a lot to have daily information in Switzerland.

  I’m so disappointed by this news and wondering if anything we could do to continue this….T.T. (3月31日)

スイスインフォの多国語版サイト閉鎖に断固反対します。

『・・・スイスは、世界中で人類が行うあらゆる建設的行為には全力を尽くして協力する。しかし、みずから行うべき事を他人から指図されたくはない。工業国、商業国、としてのスイスは、自由競争の条件のもとで全世界と貿易をしており、スイス製品は一般の高い評価を受け、わが国民の職業的良心を立証している。・・・』 以上、【民間防衛】日本語版:東京原書房 新装版第15刷 2003-7-15発行 [ISBN4-562-03667-2]
編著  アルベルト・バッハマン/ジョルジュ・グロスジャン
スイス連邦内閣の要請により連邦法務警察が発行。前書き(筆者・Leitung von Armin Riesen) より引用。

 ウエブサイト上に公表されたswissinfoのリストラ策は、英語版だけを残し、他はすべて閉鎖し、関係従業員はすべて解雇という極めて厳しい計画内容であるが、スイスインフォ経営陣はこれにより今回の資金援助打ち切りに伴う経営危機を乗り切る腹づもりのようである。
 しかし、上記引用文でも明らかなように スイス存立の基盤は国際的協調関係によりはじめて構築が可能になることについては改めて言うまでもない。
 とりわけ、ここで、一時的にせ、長期に亘るものにせよ、GDP第2位の貿易及び観光誘致相手先である日本国民向け日本語版サイトを閉鎖することは言わずもながの愚挙といわざるを得ない。国際的協調に基づく経済の先行き安定化こそが政治的中立国スイスの採るべき道の筈である。swissinfo の上部組織であるスイス国営放送経営陣による今回のリストラ策は木を見て森を見ない、経営者の風上にもおけぬ先見性のなさを露呈している。経営陣は経営陣の無能さを今回のリストラ策によりうやむやのまま従業員以下に押しつけ、事業縮小という一見合理的解決策を示しているかのごとき手を使っているが、これでは経営健全化問題の本質的解決にならぬ事は明白であり、かえって問題の本質を隠蔽してしまうことになるだろう。
 経営陣はリストラを行う前にまず自らの経営姿勢を正し今までの経営内容と経営に懸かる財務内容の一切を明らかにし、前記 引用文にある『職業的良心』を示すべきである。
 あくまでも冷静な客観的判断が条件だが、無能な経営者役員らには速やかに自ら職を辞することも 、合わせて諫言したい。H.(3月31日)

現在自分の住んでいる国スイスのことをよりよく知るために、

母国語での提供がどれだけ助けてくれていることでしょう。
どうぞもう一度考え直していただきたいと思います。C.U.(4月2日)

swissinfoはただのニュースではなくスイスの国際性を示す物であり、

swissinfoが縮小されると言うことはスイスの持つ晴らしい特徴を世界に伝える手段の1つが失われることだと思います。私もswissinfoの縮小に反対します。I.H. (4月4日)

スイスは世界の人々憧れの国です。

色々な情報が入るこのページを楽しみにしている方々も多いと思います。どうか続けられる事を願っています。K.U. (4月4日)

スイスインフォ解体のニュースに大変ショックを受けました。

ここで紹介されているトピックは、単にスイスを海外に紹介するだけでなく、スイス在住の日本人を初めとする外国人にとって、大変身近で重要な話題が多かったと思います。スイスに住んでいる日本人として知っておきたい事が、このスイスインフォに凝縮さていました。このような素晴らしい記事を綴ってくださっていた優秀な記者の方々が、解雇に追い込まれれば、スイスインフォにとって大きな損失となるでしょう。Y.M (4月5日)

インターネット日本語廃止について廃止する理由は、経費の問題等経営者サイトから考えるとあるかもしれません。

しかしよく考えてください。今日本人にスイスの情報はどこから入ってきますか?テレビではほとんどありません。数少ない情報がインターネット日本語です。日本人は英語が苦手です。貴重な情報源の廃止は賛成いたしかねます。ぜひ継続おねがいします。M.N. (4月6日)

語学ベタの私にとって、スイスのニュースを母語の日本語で知ることができる貴重なサイトなのですが、

そのSwissinfo HPが解体のため、日本語が無くなるかもしれないというのですから驚きと残念な気持ちでいっぱいです。i.m.(4月9日)

日本語でスイスの社会・文化情報をダイレクトに伝えてくれるスイスインフォは、

言葉の不自由なままスイスに暮らし始めた私にとって非常にありがたい存在です。スイスについての知識を得る事で、時々感じていた孤立感も徐々に薄れ、ドイツ語学習(初歩から学んでいます)意欲を持続することが出来ます。
このような有意義なサイトの存続を強く望みます。
また、英語版のみになれば全く無個性なサイトになる事が予想され、これはスイスインフォを運営する企業にとってマイナスイメージになるとしか思えません。N.N(4月10日)

古くはスイス国際放送(短波)の愛聴者、

今は毎年スイスを訪れるハイキング好きの中年夫婦で、情報源としてSwissinfoの日本語サイトを愛読しております。
 経費削減でSwissinfoが大幅縮小されるとしたら大変残念です。英語サイトでは一般の日本人は気軽に読むことができませんので…。

 何処の国も組織も経済的に厳しいですから我々受益者が軽々に「お願い」しても無為かも知れませんが、日本の沢山の愛読者のために今後も是非頑張ってくださいませ。A+K.O.(4月10日)

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他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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