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スイスの建築⑨ チューリヒ州ヴィンタートゥール市の高層マンション(その3)

1960年、チューリヒ州ヴィンタートゥール市内初の高層マンションが建てられた。それから約50年後の2008年、2人の建築家が修改築プロジェクトを開始。優れた解決策を導き出し、さまざまな社会層、年齢層の人たちが色彩豊かに暮らせる居住空間を生み出した。

社会構造の変化は、住まいの構造の変化にもつながる。元市長で史家のヴィトマ―さんは、昔は家族が一人きりになれる場所が必要だと思われていたが、現代はもっとオープンな共同生活が重視されるようになったと話す。

建築家のスミさんは近年、オープンで「合理性に優れたキッチンが求められるようになった」と説明する。働く女性の増加にともない、家事をこなす男性の数も増えてきたこと、またキッチンは再び家の中心的役割を果たすようになってきたことが背景にある。

次回の配信は2019年10月13日。

シリーズ「スイスの建築」:スイス公共放送協会が過去にスイスエンジニア・建築家協会(SIA)と共同で制作したシリーズ番組「Die Schweiz bauen(スイスの建築)」はスイス国内にある優れた13の建築物を紹介。建築家や関係者らのインタビューを交えながら、プロジェクト発足の経緯や建築の過程などを紹介する。1回につき約3~5分に分けた日本語字幕付きの全13話を、毎週日曜日にオンライン配信する。

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(独語からの字幕翻訳・小山千早 文・大野瑠衣子)

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