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スイスの連邦閣僚 エヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフ財務相、辞任

エヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフ財務相は28日、記者会見を開き、12月に行われる閣僚選に出馬しない意向を表明した。これで同氏は8年にわたる閣僚の任務から離れることになる。

8年前の2007年12月、閣僚選を行っていた連邦議会内に激震が走った。当時の司法相であった、右派国民党のクリストフ・ブロッハー氏の代わりに、政界であまり知られていない同党のヴィトマー・シュルンプフ氏が閣僚に選ばれたからだ。これは左派政党と中道派政党が団結して行った「策略」だった。

激怒したブロッハー氏と国民党は、ヴィトマー・シュルンプフ氏が属する国民党グラウビュンデン州支部の閉鎖を宣言。そこで同支部の党員たちは市民民主党を立ち上げ、ヴィトマー・シュルンプフ氏もその新党に加わった。

その後2011年に行われた閣僚選でも同氏は再選され、現在まで財務相を務めてきた。だが、今年10月の総選挙で議席数を大きく伸ばした国民党が同氏に閣僚の座を明け渡すよう迫ると予想されていた矢先の昨日、辞任が発表された。

ヴィトマー・シュルンプフ氏は、元閣僚のレオン・シュルンプフ氏を父親に持ち、チューリヒ大学の法学博士号と弁護士資格も取得しており、「プラグマティズムにたけ、あらゆるレベルで緻密で明確な政策を打ち出し、失策ということがほとんどなかった」といった高い評判を得ている。

また、グラウビュンデン州政府閣僚から一挙に連邦政府の閣僚に上ったキャリアと3児の母親として、「仕事と家庭の両立を成し遂げた女性のモデル」とも言われる。

2012年に一年間の連邦大統領を務めた同氏は、福島原発事故を受けスイスが脱原発の方向へと舵を切ることに貢献。また80年間も「手を付けることはあり得ない」と言われていたスイスの銀行守秘義務にメスを入れた業績も、高く評価されている。

(文・里信邦子、写真・swissinfo.ch)

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