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スイス・ベルンの連邦議事堂をスクリーンにした3Dプロジェクションマッピングが13日から始まった。7回目を迎える今年のテーマは「宗教改革」。11月25日まで6週間にわたり、中世の歴史を鮮やかに映し出す。
プロジェクションマッピング「Rendez-vous Bundesplatz(連邦議事堂前広場で会いましょう)外部リンク」はスイスのイベント会社スターライト・イベンツ外部リンクが企画 。宗教改革500周年の今年は、ルターやツヴィングリ、カルヴァンといった改革者の活躍や、新大陸への広がり、印刷技術の発明といった中世の歴史をビジュアルに物語る。
物語のタイトルは「リセット」。教会団体が投票で決めた。
開催時間は毎日午後7時から8時半まで、木曜日から土曜日は加えて午後9時半からの回もある。昨年は約60万人の観客が訪れた。
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ベルンの連邦議事堂前広場が市場に姿を変える時
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スイスの首都・ベルンにある連邦議事堂前の大きな広場は週に2日、市場に姿を変える。ギュルベ谷産のザワークラウト(発酵させた塩漬けキャベツ)、フリブール産のヴァシュランチーズ、薪窯パン、ハム――そこではあらゆるものが売られている。
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開催時間は夜の19時と20時30分。連邦議事堂の周りに柵はなく、一般市民でも連邦議事堂前の広場で自由にショーを楽しむことができる。 昨年の大成功を受けて今年も開催されたこのイベント。今年は50万人の観客が予想されている。…
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「血みどろの殴り合い」で旧暦を死守
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「正しい暦」をめぐるカトリックとプロテスタントの対立は、スイスでは200年以上続いた。スイス最後の自治体がようやくグレゴリオ暦に切り替えたのは1812年のことだ。1796年か97年のある日、「イランツでグレゴリオ暦の支持者が村の教会に乱入し、祈りに使う木製ベンチを引きはがし、ズタズタに切り刻んだ」という記録が残っている。2世紀に渡ってグラウビュンデン地方の自治体イランツを分断していた対立がちょうどクライマックスを迎えていた頃だ。この出来事は、1582年にグレゴリウス13世が大規模な暦法改革を行って以来、スイス全体が抱えていた問題を縮図にしたような事件だった。
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1522年3月9日、イースター前の断食期間中1回目の日曜日にその「大罪」は犯された。「犯罪現場」は、チューリヒの城郭から目と鼻の先にあるグラーベンガッセ通りの「ブドウ畑の家」と呼ばれる印刷工場。印字の収納箱や木の板、版木がごった返す工場に集まった10数人の男たちが、カトリック教会とその権威者らを挑発する行動に出たのだ。
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2017年は、マルティン・ルターが「95カ条の論題」を掲げ宗教改革を行ってから500年目にあたる。プロテスタント機関紙の編集長ジョエル・ビュリ氏は、「この節目の年はスイスのプロテスタントの信者にとって、そのアイデンティティーについて考察する良い機会になる」と語る。
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