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民泊 Airbnb、アルプス地方でブーム

リゾート地ヴェルビエの写真

スキー場で有名なリゾート地ヴェルビエがあるヴァレー州バニュ。Airbnbの急成長を後押しする地域の一つだ

(Keystone)

米民泊仲介サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」がスイスで拡大を続けている。スイス南部ヴァレー州の観光調査団体「Tourobs他のサイトへ」が12日に発表した調査によると、成長をけん引しているのは都市部ではなく、アルプス地方だった。

 今年6月時点で、Airbnbに登録されている国内の宿泊施設はベッド数で8万床以上。2016年同月比で66%増、15年同月比では2倍の伸びだ。Airbnbが都市部で住宅不足の一因となっているだけに、都市部での増長が注目されてきたが、最も多いのはヴァレー州、グラウビュンデン州、ベルン州のアルプス地方で、全体の半数以上を占める。

 観光客やスキー客が多い地域だけに、特段驚くことではないかもしれない。だがその広がりの勢いや今後もさらに成長が見込まれる点は注目に値する、と調査は指摘する。Airbnbの登録件数が国内全体の4分の1以上を占めるヴァレー州は、域内の全ベッド数に占めるAirbnbの割合がわずか半年で57%から73%に急増した。

 また、調査によると、Airbnb登録物件数が特に多いアルプス地方の3つの自治体では、個人のホストの物件がホテルを大きく上回る。毎年多くのスキー客でにぎわうヴェルビエに近いヴァレー州バニュの町はその傾向が顕著で、個人のホストによる物件が3500床なのに対し、ホテルは1500床。マッターホルン登山の拠点となるツェルマット、ヴァレー州のフランス語圏にあるアニヴィエ谷が次いで多い。

airbnb hotels

airbnb beds vs hotel beds

新しい販売チャンネル

 調査を担当したローランド・シェッグ氏はスイス北西部の地域紙に「都市部では既存の住宅市場が引き締まっており、Airbnbに拡大の余地はほとんどない。一方、山間部では他にも(空いている)アパートが沢山あり、ブームは続くだろう」と語った。
調査では、別荘が多く存在する地域(ヴァレー州は10万軒以上)はとりわけ「更なる成長の見込みが非常に高い」としている。

 シェッグ氏は考え方の違いにも言及。都市部ではホテルや個人がAirbnbは都市に悪影響をもたらすのではないかと案じるのに対し、山間部は逆にチャンスと捉えているという。同氏は、宿泊施設の提供方法が多様化するのは今に始まったことではなく「販売チャンネルがシフトしているだけ」と分析する。
Airbnbは課税逃れをしているとたびたび批判されるが、政府の規制は遅れている。

 今回の調査によると、国内全体におけるAirbnb登録物件の平均宿泊料金はベッド1床当たり約73フラン(約8300円)で大きな変動はない。一般的に都市部では高くなり、バーゼル市は121フランと価格が跳ね上がる。


(英語からの翻訳・宇田薫)

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