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インフレ率上昇、過去4年で最高

スイスのインフレ率が、過去4年半で最高の上昇となった。7月のインフレ率は、6月の1.9%から2%に上昇した。

スイスのインフレ率が、過去4年半で最高の上昇となった。7月のインフレ率は、6月の1.9%から2%に上昇した。

ヌーシャテルの連邦統計局の報告によると、昨年7月のインフレ率は0.7%だった。5月から計算方法が改正された消費者物価指数は、前月比0.2%上昇した100.6だった。(5月は100。)

インフレ率が上昇した原因としては、エネルギー、建設部門での原油高(1年で70%増)による値上がりと、交通費の値上がりが上げられる。

また、7月の国産品の価格は安定しているが、輸入品の価格は0.7%上昇した。

6月の記者会見でスイス国立銀行(SNB)は、スイス経済の成長率が生産性を上回るため、年内にインフレ率が2%に達するのは避けられないと述べていた。が、ハンス・マイヤー総裁は、インフレ率の上昇は一時的なものだと予測している。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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