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スウォッチ、上半期はわずかに減益

世界最大の時計メーカー、スウォッチ・グループの今年上半期の純益は、昨年同時期と比べて25%減少した2億3、100万スイスフランだった。

スウォッチ本社(ビール)の発表によると、昨年の収益は転換社債からの4、400万スイスフランが含まれており、この分を除くと今年上半期の減益は前年比9.8%に過ぎない。さらに、金融市場の動向から、投資から相応のレベルの利益を得るのが不可能になっているという。

スウォッチ、オメガ、ロンジン、チソット、Brequet、Blancpainの各ブランドを持つスウォッチ・グループの、今年上半期の総売上高と営業利益は、昨年の記録的な好記録よりを僅かながら上回っているという。売上げは昨年同時期比+2.3%の20億2、200万スイスフラン、営業利益は3億1、500万スイスフランだった。

また、今年1月から3月までの3ヵ月間、株式市場が大荒れとなり景気後退の恐れが色濃くなった米国市場での売上げは減少し、さらに日本人観光客が激減したハワイおよび米西海岸は免税店での売り上げが大幅に減ったのに対し、欧州市場は全般的に売上げを伸ばした。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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