ヘルムート・モーシェル・ネスレ会長、退職
世界最大の食品会社ネスレのヘルムート・モーシェル会長(72)が、定年退職することになった。
世界最大の食品会社ネスレのヘルムート・モーシェル会長(72)が、定年退職することになった。
ローザンヌで行われた株主総会のスピーチで、モーシェル会長は、会社を将来へのチャンレンジに向けて、最良の状態で後継者に渡すことを誇りに思うと語った。
モーシェル氏が会長就任中、ネスレの途上国での乳児用ミルクのマーケティング活動が非難され、国際的なネスレ製品ボイコット・キャンペーンに発展した事件が起こった。ネスレが世界保健機関(WHO)の母乳代用食品マーケティング国際規約を遵守すると表明、同社の活動記録をモニターする独立委員会を創設した後、事件は沈静にむかった。
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