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モンブラン・トンネル再開は1月中旬以降に

イタリア交通省は、モンブラン・トンネルの再開は、安全確認テストの遅れにより予定されていた12月22日ではなく1月中旬以降になるとの見通しを発表した。

イタリアとフランスは11月27日、当初の予定より1週間遅れたモンブラン・トンネルの安全確認テストの終了を待ち、12月22日から一般車輌の通行再開に踏み切る計画を発表した。が、全ての安全確認テストはそれまでに完了しそうにないとの理由から、両国はトンネル再開は早くても1月中旬以降にずれこむことで合意した。モンブラン・トンネルは1999年3月の39人が死亡した火災以来閉鎖されている。

欧州の南北を結ぶ貫アルプス道路トンネルは、仏伊間のモンブランとフレジュス、スイスのゴットハートとサン=ベルナルディーノ、オーストリアのブレンナーの5カ所だが、現在モンブランとゴットハートの2大主要ルートが、いずれも火災事故(ゴットハートは今年10月24日)で閉鎖されており、残った3ルートでは連日大渋滞が起きている。モンブラン・トンネルが再開されたら、フレジュスの渋滞は大幅に緩和され、スイスを通過する交通量も多少は減るのではとの期待がある。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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