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写真事件で外務省と駐独スイス大使夫人和解

ショーン・フィールディングさん(31) Keystone

トーマス・ボーラー駐独スイス大使のショーン・フィールディング夫人(31)の「好ましくない」写真数点が独の雑誌「Max」に掲載された件で、ジョセフ・ダイス外相はフィールディングさんの謝罪を受け入れ、金曜日に行われるベルリンの新スイス大使館開館式への出席を認めた。

先週発売の「Max」誌は、元ミス・テキサスのフィールディングさんがタックトップで拳銃を手に「アルプスのカウガール」ポーズを決めたもの、赤いミニスカートでベルリンのスイス大使館の屋根の上のスイス国旗の傍らに立っているもの、大使館のロビーで「シンデレラ」ポーズを取る写真などを掲載した。連邦外務省は、これらの写真が取られた経緯などの説明をボーラー大使に求めた。当初フィールディングさんは「私はスイス政府から給料をもらっていない。私は単に大使の妻にすぎず、私には私の人垂ェある。」と言っていたが、フィールディングさんは自分の写真が騒動を引き起こしスイスの恥となってしまったことを後悔しているとジョセフ・ダイス外相に書状で謝罪し、11日に行われる在ベルリン・スイス大使館公式開会式展への出席は、これ以上マスコミの注目を集めないため自粛すると申し出た。また、今後は外務省からの許可書なしでは絶対に写真のモデルにはならないと誓約した。

ダイス外相は、今後はボーラー大使とフィールディング夫人は共にプライベートと公務のけb゚をつけるよう警告した。ボーラー大使とフィールディング夫人は、ドイツでのマスコミ露出度が高い。昨年12月には、ボーラー大使が夫人と一緒に写真を取られたロック・スターの悪口をテレビで言い、ダイス外相に事情説明に召喚された。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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