国民議会、EU加盟交渉開始時期で政府支持
国民議会(上院)は、政府に対しEU加盟交渉を直ちに始めることを要求する国民発議権(有効署名10万人分を集め議題を国民投票にかけるシステム)案を圧倒的多数で否決した。
国民議会(上院)は、政府に対しEU加盟交渉を直ちに始めることを要求する国民発議権(有効署名10万人分を集め議題を国民投票にかけるシステム)案を圧倒的多数で否決した。議会での投票の結果は、反対113票、賛成61票、棄権9票だった。
また、EU加盟交渉の再開時期に関し、政府に自由裁量を与えるという議案は、有効票99中84票が賛成だった。EU加盟交渉は、8年前から国内の強い反対のため凍結されていた。
5月21日の国民投票で、スイス・EU相互通商条約が67%の支持を受け承認されて以来、スイスでは、スイスがいつ、また、どこまでEUに参加するかという議論が盛んだ。国民議会は、国内の調整がとれるまで、じっくり待つという政府の方針を支持した結果となった。
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