農家、対EU条約をバックアップ
農業ロビイストらは、5月21日に国民投票が行われる一連のEUとの相互条約を承認するよう国民に呼び掛けている。
農業ロビイストらは、5月21日に国民投票が行われる一連のEUとの相互条約を承認するよう国民に呼び掛けている。
ロビイストらは、条約を批准すればスイス・EU諸国間の貿易が自由化され、チーズ等スイスの農産物に対する関税がなくなり、ほぼ共通の食習慣を持つ近隣諸国の農産物市場へのアクセスが容易になると、スイス農家の利益を強調している。また、スイス農家の減収なしで、スイス国内の農産物値下げを導くことができるとし、貿易自由化はスイスの輸出志向経済にとって有益だと主張する。
また、スイス全州官僚会議も、7条約のうち特に交通と人の往来自由化は、予想される利益の方が不利益を大きく上回ると、同じく条約承認を呼び掛けた。
実際のところ、条約に反対を表明しているスイス国内勢力は、極右派の政党だけだ。
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