郵便サービス、ニュー・テクノロジーの挑戦にも勝利
一部の人々は、ファックスの発明以来、伝統的な郵便業務の消滅を予言した。が、スイス郵便局の統計の中間発表によれば、Eメイルや携帯電話からの挑戦にも負けず、手紙がコミュニケーションの手段として不動の地位を続けている事を証明した。
一部の人々は、ファックスの発明以来、伝統的な郵便業務の消滅を予言した。が、スイス郵便局の統計の中間発表によれば、Eメイルや携帯電話からの挑戦にも負けず、手紙がコミュニケーションの手段として不動の地位を続けている事を証明した。
1998年一年間で、郵便局は約3億通の手紙(封書)を配達、1997年よりも3%増えた結果となった。1999年度の統計最終結果はまだ出ていないが、増加傾向が続いていると見られる。
スイス最大の電話会社、スイスコムは携帯電話からの通話は2500万通話を記録、1998年の400万通話からくらべれば、天文学的数字の増加となった。また、1998年のインターネット接続は350、000だったが、1999年末には700、000と倍増した。
郵便局では、郵便業務は、近い将来はEメイルや携帯に対抗していけると確信しているが、長期的には新しいコミュニケーション技術の挑戦を受け、停滞を余儀無くされると予測している。
しかし、我々のほとんどは今でも新聞を読み、ラジオを聴いているという事実を覚えておくのも大切だ。紙のない時代は、そう簡単には到来しそうにもない。
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