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金融危機でも信頼は失われず

メディアに対する信頼度も高かった SF

金融危機の影響がまだある中、スイス人の経済、政治に対する信頼は揺らいでいないという。

今年晩夏、大手銀行クレディ・スイス ( Credit Suisse ) の依頼を受け、調査機関「gfs」が1000人の有権者を対象に行った「心配バロメーター」によると、スイス人の最大の心配事は失業。前年より13ポイント増で66%の人がこのように答えた。

経済信頼回復

 政治と経済に対する信頼度は、前年より高くなっている。34%の人が「経済は重要事項で機能しないしていない」と答えたが、前年は40%だった。また、「政治が機能しない」と答えた人は38%で、前年より5ポイント低くなった。

 50%の人が経済に対しては1年前と同じように「不安」と感じ、44%の人が経済は悪化していると答えた。今後1年間の予想は55%の人が悪化、16%の人が好転すると答えている。前年の調査で好転すると答えた人は10%だった。

 個人の安全、外国人問題、貧困が20%から25%の人にとって最も不安な項目として挙げられた。一方、20%以下の項目は難民問題、環境保護問題、所得、グローバル化だった。

 マスコミに対する信頼度は高く、テレビは72% ( +18ポイント )、ラジオは70% ( +17ポイント ) が信頼していると答えた。

swissinfo.ch、外電

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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