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イタリア警察 資金洗浄網一斉摘発

ロシアンマフィアの資金洗浄網 swissinfo.ch

イタリア警察は10日、ロシアン・マフィアの欧州資金洗浄網の一斉摘発に踏み切り、司法協力要請を受けたスイス警察はジュネーブ、ティチーノ、ザンクト=ガレンの複数の銀行口座を凍結した。

このコンテンツは 2002/06/12 11:04

イタリア警察は10日、マネー・ロンダリング・ネットワークの一斉摘発「スパイダーウェブ作戦」を敢行、50人が逮捕され300人の取り調べが行われた。この日の押収物の価値総額は1億ユーロ(1億4700万スイスフラン)にのぼった。スイス連邦警察は同日、イタリアからの司法協力要請を受け、ティチーノ、ザンクト=ガレン、ジュネーブの銀行の複数の口座を凍結した。

イタリア検察局(ボローニャ)からの報告によると、欧州全域で企業数百社がロシア系マフィアが組織するマネーロンダリング・ネットワークに関与している疑いがあり、この日逮捕されたのは少なくとも150人。同報告によると、欧州犯罪組織に関与するロシアからの不正資金は、偽札や銀行為替で欧州の銀行に送金され洗浄される。洗浄された資金はロシアに戻され、輸出用の家具、衣類、農機具などを購入するのに使われる。欧州全域で企業数百社がこのネットワークに関わっているとされる。

資金洗浄ネットワークの核は北部イタリア・リミニのPrima社と見られる。Primaはロシア人兄弟オレーグ・ベレゾフスキー、イゴール・ベレゾフスキーが経営し、情報技術、マネージメントなど多岐に渡る事業を展開している。イタリア当局によると、ベレゾフスキー兄弟はスイスの多くの企業とも密接な関わりがあるとされ、Transrail Holding(ザンクト=ガレン)、Camasa(ティチーノ)、Olympia Investments and Management(ジュネーブ)、V&I Financial(ジュネーブ)など全て過去にスイス当局の調査対象となった会社名が上げられている。イタリア当局は、これらの企業の役員ら(スイス在住ロシア人を含む)がマネーロンダリングその他の詐欺罪に関与していると見ている。

「スパイダーウェブ作戦」は、1999年のBenex、Lowland、Becsの3社がニューヨーク銀行に入金した総額70億ドルに関する捜査に続くもの。この金は後にオフショア口座に違法送金され、うち少なくとも8500万スイスフランがスイスの銀行経由で送金された。捜査の結果、これら3社がロシアの銀行の違法活動の隠ぺい工作を果たした事、またニューヨーク銀行のシニア・マネジャー、ルーシー・エドワーズとその夫の関与も突き止められた。

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