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クロス航空機、今度はニアミス

上空から見た チューリッヒ空港の28番滑走路 Keystone

24人の犠牲者を出した先月24日のベルリン発チューリッヒ行クロス航空機のチューリッヒ近郊墜落事故から1週間たった1日、今度はチューリッヒ空港で離陸中のクロス航空機とポルトガル航空機のニアミスが発生した。

スイス航空機事故調査委員会は2日、ミュンヘン行クロス航空機(サーブ2000)とTAP ポルトガル航空機(エアバス)が1日ニアミスを起したことを発表した。ニアミスが発生したのは、1週間前に墜落したクロス航空3597便が着陸しようとしていたのと同じ28番滑走路上だった。クロス航空のアンドレアス・シュワンダー・スポークスマンによると、乗員・乗客20人を乗せたクロス航空機が管制塔から離陸許可を受け滑走路を離れたと同時に、14番滑走路に向かっていたポルトガル航空機が28番滑走路のセーフティーラインを横切った。クロス航空機が離陸寸前の高速滑走中だったため、衝突はからくも避けられたという。チューリッヒ空港のアンドレアス・シーゲンターラー報道官は、管制はTAP機に28番滑走路に入らないよう指示したと証言している。

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