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スイスの世界競争力6位にアップ

国際競争力でスイスは2位ランクアップした

(swiss-image)

スイスの有名なビジネススクール、国際経営開発研究所 ( IMD ) が世界55カ国、地域の経済を比較する『世界競争力報告』の2007年版を発表。1位は昨年に引き続きアメリカ、スイスは2ランク上がって6位となった。

日本は景気回復にもかかわらず、昨年から8位下落の24位となり、中国(5位)、台湾(17位) やマレーシア(23位)に抜かれた。

 IMDの『世界競争力報告』 ( World Competitiveness Yearbook ) は4つの分野、1)マクロ経済、2)政府の効率性、3)ビジネスの効率性、4)インフラに分けて323項目の質問を集計した上でランキングを出す。同じような研究を発表する世界経済フォーラム(WEF)の「世界競争力指標」と結果が大きく異なるのは、調査項目が異なること以外に、WEFは聞き取り調査が主なのに対し、 IMDは統計を主としてランキングを出している。

世界を見ると

 国際競争力センターの副部長、スーザン・ロスレ氏によると「今年は初めて不景気の国がなく、経済成長は平均して5%となった」。また、過去10年間のトレンドを集計したところ、55カ国中、40カ国が競争力が上がったか、横ばいだった。大きく成長した国は中国、ロシア、インドやエストニアなどで後退した数少ない国はフランス、イタリアやブラジルだった。

スイスの強みどころ

 スイスは経済面では貿易収支(2位) 、雇用率(4位)、国外直接投資(4位)などで好成績を記録。その他、基礎研究(1位)や大学教育(2位)などインフラ面でも充実していると報告。政府の効率性(3項目が1位)やビジネス効率性でも国際的な経験のあるマネージャー(1位)や外国からの熟練労働者の導入(2位)など良好なビジネス環境があることを裏付けた。 

 マイナス面では生活費が高すぎること(50位)や政府の補助金の多さ(51位)が挙げられた。また、ビジネスの効率性では最近、スキャンダルじみたトップマネージャーの度を過ぎた収入額のせいか、企業管理に関する懐疑的な見方が広まった。

日本の8位下落の原因は?

 日本の悪い成績についてロスレ氏は「4年来、徐々に持ち直している日本経済のこの結果に実は驚いた」と語る。「しかし、これは国際的な環境の中で見なければなりません。インドや中国など他国の成長に比べて充分でなかったということです」と分析。

 日本は一般的に政府部門の効率性が非常に低く、国内総生産に占める公的債務の比率(54位)、企業税制(55位)、マネージャーの企業家精神(53位)、外国語能力(51位)、財政赤字(54位)など最下位に近い項目が目立った。

 ロスレ氏は「日本の経済は二元構造になっている。国際競争力の強い国際企業がある一方、国内分野では効率が非常に悪い。国内で競争力が必要なだけでなく、グローバリゼーションに直面しなくてはならない」と手厳しく分析した。

swissinfo、 屋山 明乃 ( ややま あけの )

キーワード

<IMDによる世界競争力報告の2007年ランキング>

1位)アメリカ合衆国(2006年には1位)
2位)シンガポール(↑3位)
3位)香港(↓2位)
4位)ルクセンブルグ(↑9位)
5位)デンマーク(=5位)
6位)スイス(↑8位)
7位)アイスランド(↓4位)
8位)オランダ(↑15位)
9位)スウェーデン(↑14位)
10位)カナダ(↓7位)

20位)英国(=20位)
24位)日本(↓16位)
29位)韓国(↑32位)
54位)インドネシア(↓52位)

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